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アクセサリーをつくろう


さて、イラストと平行してこまごましたもの、時間がかかりそうなものを作り始めます。女子はお菓子やバッグと同じくらいアクセサリーも好き、ということでイラストを加工したアクセサリー。樹脂のパーツ作りは落ち着いてやらないといけないので、はやめに着手しました・・・といっても大して余裕はありませんが。

 

カラフルでキッチュなアクセサリーもいいのですが、今回のイメージではモノクロのイラストをつかって、できるだけ白やシルバー、金古美カラーでまとめることに。

最近雑誌やショップでも「姫系」というジャンルがありますが、そのイメージがどうしても白とピンク、黒とピンクなどガーリーに寄り勝ちで自分にはちょっと近寄れなかったので、シックな感じに仕上げられたらいいなと思うのです。が、技術が追いつくかどうか、肝心のそこが不安です。


 

 

 

 
 


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最終更新日 : 2010-09-09 04:53:21

小物をつくろう

 

 

 

イラストをつかった小物は、アクセサリーのほかにもいろいろ作りたいと思っていました。小さな家具や化粧品のボトル、インテリアフレームにクッション、羽根ペン。

「こんなものが自分の部屋にあったらいいな」と思ってもらえたらいいし、もう一方では雑誌の小物撮影などのスタイリングにオリジナル雑貨をつかったりすれば、特集のイメージにあったページをより表現しやすい、というようなことも考えました。

 

そこまで伝えられる展示になるかどうかは、ここのがんばりにかかっているのですが・・・こまごました作業は意外と進みが遅く、ほんの洒落のつもりだった羽ペンをこしらえるのにも3日かかってしまう始末。


 

 

 

 

 

それでもなんとか少しずつ、既製品なども使用しながら、私の狭いリビングはできあがった小物たちであふれていきました。

作っているものは華やかでも、作業している場所はまるっきり倉庫です。朝起きて、リボンやシール、粘土などが散乱している部屋をみてはうんざりする日が続きました。アトリエが欲しいなんてことを考えたのははじめてかもしれません。


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最終更新日 : 2010-09-09 04:54:21

仮面をつくろう

見に来てくださった人も巻き込める展示、そんなことを考えたときに思いついたのは「舞踏会のような仮面をつくって、入り口でこれを配り、みんな仮面をつけながら展示を鑑賞する」でした。

最終的にその形態は変わるのですが、とにかく仮面をつくるというのは姫というテーマにも合うし、なにより自分が作りたいというので、ネットで仮面のベースを探し、カスタマイズすることにしました。

 

イラストレーターの展示なのですから、ここでもイラストを使用したい。でもいちいち仮面にイラストを描いている時間はなさそうです。ちょうど春先に行ったホビーショーなどのことを思い出し、自分のイラストをちぎって張子のように仮面に張るという方法を思いつきました。

 

やってみると、この作業が思いのほか楽しい。もしかして、この仮面作りだけでも楽しいワークショップがひとつできるかも。そんなことを考えながら作る仮面は、ちょっとほかの作業の息抜きにもなってなかなかのできばえになりました。こういうのをまさに自画自賛というのですが。


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最終更新日 : 2010-09-08 13:37:36

ドレスを着よう

さて、実は、展示の内容を考えているうちにはやい段階で思いついてしまったこと、それは「自分が姫のドレスを着て期間中ずっといる」というものでした。

 

なにしろ予想外に広い会場を借りてしまったので、できるだけ大きな展示物が欲しい。

折角10年に一度の、初の個展をするので、できれば在廊し続けて、見に来てくれる人全員と会いたい。

姫のイラストで認知してもらうなら、自分のキャラクターももっとたてたほうがいいのではないか。

 

というような問題を一気にクリアする妙案、だとは思うものの、これはかなり思い切りの必要な選択でした。

 

自分語りになりますが(あ、全部か)、これまで本名も顔もできるだけふせてやってきたのは、自分をさらけだして少しでも傷つくのが怖かったためです。仕事をはじめてしばらくは、親戚や友達にも自分のペンネームをしらせなかったりしました。もちろんホームページに顔写真などのせるのはもってのほか。ウェブは怖い、という刷り込みもありました。

でもここ数年で、自分というものを正面にだして、その責任をすべて引き受けている人たち(たいていの人がそうですが)を見て、もし自分がもっと先に進みたいなら、いつまでも奥にひきこもっていてはだめだなあと思い始めました。そして昨年、はじめて白ふくろう舎として顔写真とプロフィールなどを某専門家サイトにアップして思ったことは、この程度の露出では何の問題もないし、話題にもならないということ。

 

また、同業の方でも、知名度のある人は多くが、外見にも特徴をつくって人に覚えてもらいやすくするなどの努力をしていることも気がつきました。そういうことも全部ふくめて、営業努力なのだなと。これまでは、「きちんとした身なりで、相手に信頼してもらう」などの、社会人としての意識はありましたが、少し方向性を変えるべきなのかと思い始めました。

 

いっそ姫の格好ならば、着ぐるみのようなもので、むしろ堂々とふるまえるかもしれないし。

出たいのか出たくないのか、甚だ往生際の悪い心境ながら、ドレス探しがはじまりました。

 

裁縫のできない私はドレスを1から作ることなど考えもつかず、かといってこんなものをオーダーすればいったいいくらになるのか見当もつかないとなると、既製品をうまくアレンジするのが最良に思われます。となると頼りはオークション。幸い、貸衣装の払い下げなどが思ったより安く出品されています。イメージにあうもの、カスタムしやすそうなもの。オークション以外のサイトやコスプレ用の商品も相当検索しました。気づけば、このドレス探しに一番時間をかけていたような・・・。しかしその甲斐あって、かなりイメージに近いドレスを格安で落札することができました。

 

カツラやレース、アクセサリー類も準備しなくては。ついには宝塚の好きな友達に「タカラジェンヌはどこでカツラを入手しているのか」などという相談までもちかける始末です。この友達には、ぬりえなどの印刷についても相談して、非常に役に立つアドバイスを頂きました。持つべきものは、よき友です。

 

いよいよドレスのカスタマイズに着手したのは、撮影(後述します)の直前。しかもやはり自分では間に合いそうもなく、急遽実家に泣きついて母の手を借りることに。実は「母の手を借りる」ということを思いついたのも、別の同業者さんが個展をするときに「家族も総動員した」という話をきいたからでした。・・・本当に、周りのひとがいなかったらどうなっていたのかわかりません。

 

なにはともあれ、ドレスとカツラもなんとか完成しました。


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最終更新日 : 2010-09-09 05:06:32

ぬりえを作ろう

お姫様、少女漫画といえばやはり「ぬりえ」。以前から友達に、「イラストのぬりえが欲しい」と言われていたこともあり、今回はぬりえの体験コーナーと、持ち帰ることのできる販売用ぬりえもつくることにしました。

 

ぬりえには少々こだわりがあります。仕上がったイラストをDTPソフトで「主線抽出」などしただけでは、塗る側にとってはとても不親切なものになってしまいます。それに自分が子供のころ、「塗りたいもの」と「そうでないもの」は厳然とあって、背景の山だの海だの、ただ広い面積のところはつまらないとか、どこで区切っていいかわからないものは塗りにくいなどの不満もありました。あの頃の自分が喜んで塗りたくなるようなもの。子供にも簡単で、大人にはアレンジする要素があるもの。あまり高くなるのは嫌なので、そこそこまとまった数の発注をかけないと。でもこれまで自費出版や同人誌などの経験はないので、いざ印刷所に頼むのに勝手がわかりません。カツラの件を相談した友達にSOSし、彼女が利用する印刷所なども教えてもらいました。そして気がついたのです、私の個展の時期は、ちょうど同人誌界隈でも最大の祭りと重なるのだと!

 

この期間、印刷会社のスケジュールは一気に前倒しになるのです。あわてて原稿をつくりはじめたものの、結局1-2日で完成させなくてはならず、それでもなんとかギリギリ、個展の初日にはぬりえが並べられることになりました。それにしても、納期やコストも含め、ずいぶんと個人で印刷会社を利用しやすくなったものです。本当に、よい環境にいるなとかみ締めたことでした。


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最終更新日 : 2010-09-09 14:32:17


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