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登場人物について

藤堂花・・・28歳5年前に駿哉と結婚。現在専業主婦。結婚前は小さな定食屋でアルバイトをしていた。           父親は、平凡なサラリーマン。母親は専業主婦。3歳下に弟がいるが、弟は就職し、実家を出ている。           幼い頃から母は弟を溺愛している。母親は、会社も辞め、実家暮らしで、アルバイト生活をしている花に婚活しろとうるさくいうので、花は、サイト、婚活パーティなどで、複数の男性と付き合っている。そんな時、一流メーカーに務める駿哉と出会う。歳の離れた駿哉は、花に優しく、同年代の男性みたいに、むきになったり、すぐに怒ったり           喧嘩をする事も無く、我儘を言って甘えて居られる事が気に入り、好意を持ち出す。駿哉の勃起不全には不満を持っていたがその位我慢できると思い、結婚するが、欲求不満が募っている。料理が得意。短大卒業後、一般企業にも努めたが、協調性が無く、仕事も出来ず会社を辞め、駿哉の務める会社近所の小さな定食屋           で、アルバイトを始める。料理は好きで得意なので、定食屋では花は店主の賄いを作るが、それが美味しく、レギュラーメニューに 採用されたりもしている。俊一は花の弟に似ている。

                         

 藤堂駿哉・・・35歳。一流メーカーの営業職。現在係長。実は勃起不全で子供の作れない体。そのため花を満足させていない という後ろめたさから、三年前から、セックスレス。仕事を理由に帰ってくるのが遅い。実際仕事なのだが、花と向き合う事から逃げている。実家は昔からの地主で割とお金持ち。花との結婚に親は本当は反対している。駿哉自信は子供の作れない体という事を分かっているので そんな自分でも、相手より優位に立てそうな花との結婚は妥当だと思っている。 俊一は駿哉に花に対する恋心を相談するが、駿哉は、本当は俊一から花を奪いたいというライバル心から、花と付き合うようになる。 そして、見せしめのようにプロポーズし、結婚する。            駿哉は、俊一に仕事を教えず、自分より出来そうなまねをされると、俊一を潰してきた。そして、使い走りばかりさせる。 外面のいい駿哉の事を悪く思う人は誰もおらず、元々少しどんくさい俊一は、皆から目の敵にされる。

 

坂上俊一(ゾンビ)・・・27歳 新卒で、駿哉の直属の後輩になる。初め外面の良い駿哉を良い先輩だと、慕っているが、次第に虐められるようになる。好意を抱いた花の事を相談したとたんに、花は駿哉に取られてしまう。元々繊細な心の持ち主の俊一は、そんな駿哉の俊一への嫌がらせと、会社での周りからの地味な嫌がらせで、過剰なストレスの為に失語症になり、会社を辞める。 3歳上に兄。7歳下に弟が居る3人兄弟の次男だが、兄は勉強も出来、はっきり物が言える性格。実家は結婚した兄が継いでいる。7歳下の弟を母親は出来あいしている。                 でんくさくて、物事をはっきり言う事の出来ない俊一は、いつも、母親の目に留まる事は無く実家からは追い出されたような存在。実家を継いだ兄が居るので、母親も次男には出戻る場所を与えない。甘えられる所は無い。                 入社後1年も経たないうちに会社を会社を辞めた事も親には言えず、仕事を辞めてから、貯金も無く住んでいたマンションも出て、失語の為に仕事も探せず、ホームレスになる。河川敷で生活している。その河川敷には秋には一面にコスモスの花が咲く。夜しか花の所へ行かないのは、対人恐怖症の為、昼間人の顔が良く見える時間に出歩くのが怖いからだ。花の家の場所は、駿哉と同じ会社に勤めていた時に、駿哉の住所の書かれた資料を見つけ、時々花を観察している。ホームレスになり、ボロボロの服を着て、ボサボサの髪をし、夜にしか来ない俊一の事を花はゾンビと言っている。

 


ストーリー考察

   俊一は以前駿哉に連れて来られた定食屋で、花と出会う。男に節操の無い花は、駿哉にも、好意的な態度を見せ、女性経験皆無の俊一は、初めて向けられた自分への   女性からのアピールを、勘違いし、恋に落ちてしまう。   俊一はどんくさいが、実は人一倍色んな事に気が付き、気がきく傾向に有り、その性質を見抜いた駿哉は、俊一に自分を抜き落とされるのが怖くなり、俊一に意地悪   を始める。初めは些細な事だったが、最後のほうは俊一がノイローゼになる程のきつい嫌がらせをしている。   ゾンビとして、花の家に訪れた俊一は、実は花の家を、毎日ストーカーのように覗いていた。ある日、扉に鍵がかかっていない事に気が付き、侵入し、我慢しきれず   花を犯す。その後の花との関係については本人も予想外の展開だが、俊一は最後まで花の気持ちが自分に無い事を悟っている。   駿哉は、生殖能力の面で自分に自信が無く、花と結婚したが、やはり夫婦生活の面でも、花を満足させる事も出来ず、実は花が子供が欲しいという事をある時知り、   それ以来、更に花との夫婦生活から逃げ、仕事に打ち込み始める。   が、ある日、自宅からゾンビが出てくるのを目撃してしまう。そして、ゾンビの来ている家の様子を探る。そこで、花とゾンビの関係に気が付いてしまう。   そのゾンビが、かつて自分が虐めた後輩の俊一だという事にも気が付く。   それを知る駿哉だが、2人の関係を放置する。が、本心は気が気で無いので焼きもちも有り、毎晩ご飯を食べるようになる。   2人の関係を知り、それを利用する事を考える。   俊一に子供を作らせようと。   花と一緒にお風呂に入っていたのは花に生理が来ているか確認するため。   最後、コスモスの栞を駿哉が持っていたのは、勿論駿哉が俊一を殺したからだ。      結婚記念日のプレゼントの花が黄色のバラなのは、黄色のバラの花言葉は「嫉妬」「不貞」だからだ。   俊一がピンクの花を栞にして花にプレゼントしようとしたのは、ピンクのコスモスの花言葉が「乙女の純潔」「愛情」で   花に、永遠の「愛情」を求めていた俊一は、季節が変わり、枯れ行くコスモスの色を留めるために、押し花にした。   勿論押し花にしても、花は枯れて色は変わるので、茶色いコスモスは「恋の終わりなのだが。」      最後に花にはゾンビとの子が出来る。勃起不全の駿哉との間には子供が出来るはずは無いので確実に、ゾンビとの子だ。   因みに何度か駿哉とのラブシーンも登場するが、その行為で花が満足するような事は無い。

  

 

                   

 

 

 

 

 


この本の内容は以上です。


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