閉じる


<<最初から読む

15 / 50ページ

言葉の重み

無責任に言葉は

どこからともなく

浮かんでくるのに

 

口にすると

もれなく

ついてくる重圧

 

自分の言葉で

自分を追い込んでしまった

ぎりぎりまで

 

ごまかせなくても

ここは

笑うしかない


日曜日の朝

朝食を作る

希望もない

 

ガラスを砕く

怒りもない

 

ただ ぼんやりと

=(イコール)している

日曜日の朝

 

めくり忘れた

カレンダーに気付く


減速

夕闇の中に

紛れ込めないでいる

得体の知れない感情

 

僕が昨日まで

悲しみと

呼べていた感情

 

帰りを急ぐ

車の慌ただしさの

すぐ傍で

 

僕の足取りは

あまりの軽さに

沈んでいる


笑いすぎて

笑いすぎて

涙が出る

悲しすぎて

可笑しくなる

 

分かりすぎて

分からなくなる

疲れすぎて

眠れなくなる

 

何でもありすぎて

何もない

何もないから

何かある気がして

おそるおそるカーテンを開く


それぞれの時計

大切な人と

さよならする時に

止まってしまった時計の針

 

また心に一つ

時計をしまう

別れの時間を指したままの

 

再び動き始めるときを待ちわびて

自分の時を黙々と刻む

一番大きくて寂しがりの時計



読者登録

udaudaさんの更新情報・新作情報をメールで受取りますか?(読者登録について