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バス停

溜め息は昨日へ流れていく

望みは明日へ先走る

 

僕は今日しか生きられなくて

バス停の前に取り残される

 

根拠のない後悔

触れられたような気がした肩

でも誰もいない

 

雨が降り出したので

傘を差す

バスはまだ来ない


準備

「私は幸せ」

いつだって心から

言う準備はできている

 

伝えるべき相手がいない

 

だから私は不幸顔

溢れかえる人波の中で


気まずい

告白じみた視線を送らないように

笑顔に皮肉が混じらないように

咳音が状況を風刺しないように

仕草に主張が入らぬように

気まずい部屋の中で

人は全身で黙っている


お酒

愚痴の一つでも

言わなくちゃ

体に良くないや

 

弱音の一つでも

吐かなきゃ

強くなれないや

 

涙の一つでも

流さなきゃ

思い切り笑えないや

 

お酒の一杯でも

飲まなくちゃ

それもできないや


バトン

孤独が覗き込む部屋は

夢さえも疑わしい

眠れない夜は続く

 

強く握りしめたバトンを

手渡す次の走者もいない

僕はどうして走っているのだろう



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