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【考察】「変わらない素晴らしさを知ること。」

2006年のベストセラーの一冊「千円札は拾うな」の著者の安田佳生さんは著書の中で「成長とは変化すること」と述べています。

 

急速に時代が変化していくなかで生き残っていけるビジネスパーソンは「成長(変化)できる人」と述べているのです。

 

生物学者のダーウィンも「最も強いものや賢いものが生き残るのではない。最も変化に適応したものが生き残る」と説いています。

 

昨今の不況の中で日本経済はますます「変化できる人」を求めていくわけですが、今回のGさんの登場はその”変化”に対しての問いかけであると僕は感じます。

 

変化していくことは確かに必要だ。でも、変化しちゃいけないものはないのか?

 

現場での連絡がうまくまわっていなかったときのこと、(盆と年末年始以外は)毎日営業しているあかりデイサービスでは、現場のスタッフが交代で休むため連絡がうまくいかないことがあります。

 

その解消として、パソコン上に連絡事項のページを作成し、そこにお客様やご家族様、ケアマネジャーからの連絡など現場のスタッフに読んでもらえるようにしました。

 

しかし、結局はそのページを見忘れてしまっていることが多く、連絡が伝わらないことがありました。

 

とあるスタッフからは、「確かにそのようなページがあると便利だけれど、口頭で言えることは口頭で伝えた方が早いと思う」という意見がありました。

 

連絡ページを作って、そのページに何でもかんでも書き込み、変化させてはいけない、口頭で伝える・・・フェイス・トゥ・フェイスをなくすところだったのです。

 

時代が変化してもコミュニケーションの原点はお互い顔を見合わせて話すことなのです。

 

連絡ページについても間違っているとか正しいなどというわけではなくて、場面や状況に応じて使い分ければいいのです。

 

便利さや効率に踊らされて、何でもデジタルな風潮になっている時代に対して、そしてデジタルの波に溺れかけた僕の前に現れて、変化しない大切さを教えてくれたGさんに改めて感謝です。

 

【参考文献】

サンマーク出版
発売日:2008-08-05

 

 

 

 

 

 

 

 

ここまでお読みいただきありがとうございます。

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次回配信日は1月3日です。

「介護とは・・・気付くこと、察すること」です。

岡本大輔。


この本の内容は以上です。


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