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その11「俺がその首を縮めてやるよ!」

「俺に任せろ!」
 僕とろくろ首さんが話しているところに現れたのは外科医の友人。
「俺がその首を縮めてやるよ! これでもう人間だ」
 そんな簡単なことじゃねーし、大体上手く行くのかよ、とは思ったけど、ろくろ首さんが泣いて喜ぶからなにも言えない。
 僕はおしのよわい自然派弁護士。

その12「 そうして我々を次から次に勝手に生み出しておいて、放置するんです!」

 僕は動物に人気の自然派弁護士。
「人間達はですね! 説明のつかないことはなんでも私達妖怪のせいにするんですよ! そうして我々を次から次に勝手に生み出しておいて、放置するんです! 忘れるんです!」
 吠えるのは妖怪の権利を守る会の会長さん。
 ええっと、これはどこに訴えれば……?

その13 動物でもなく、所謂グレイタイプのあれ。

 僕は動物に人気の自然派弁護士。8割以上動物同士の紛争を解決している。
 今日も狸さんに借りている洞窟の事務所に依頼人。
 そこにはまた人間以外のものがいた。動物でもなく、所謂グレイタイプのあれ。

 そうか、宇宙人まできたか……。僕もグローバルになったものだな……。

その14 彼女はあひる口を開くと言った。

 彼女はあひる口を開くと言った。
「最近あひる口あひる口っていうじゃないですか? でも本家である私には言わせれば偽物ばかり。あんなのにあひる口なんて、私の名前をつけられて心に傷を負いました。どうにかできません?」
 僕は動物に人気の自然派弁護士。
 あひるもあひる口も好きです

その15 友人が喫茶店をはじめたのでお祝いに向かった。

 僕は動物に人気の自然派弁護士。
 友人が喫茶店をはじめたのでお祝いに向かった。
「やぁ待ってたよ」
 僕を迎えたのはたくさんの動物や妖怪さんたち。友人は笑った。
「皆、君に法律相談があるらしいんだ。法律相談できる喫茶店だよ」  

 せめて人間の法律相談を受けたかった……。

この本の内容は以上です。


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