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 そのあと すこしして こんどは ババールが こびとたちと はちあわせ。 あっちは こっちを こわがらせようと、 おそれず つっこんできて たまを なげてくるのですが、 ババールは へっちゃらと ばかりに はないきを ふきかけまして。 たちまち ぜんいん ひっくりかえって おりかさなって、 おきあがるや かけあしで にげだして おともなく きえてしまいます。
 ババールは どっと わらって、 また においを かぎつけた デュックのうしろから やまを のぼっていきます。

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最終更新日 : 2011-12-19 22:24:45


 こびとたちの むかったさきは サンタさんの まえ。 そこで まくしたてたのが、 ながい はなを もつ おおきな いきもののことに、 そいつに すごい いきおいで はないきを かけられ すってんころりん おいはらわれたこと。 サンタの おじさんは はなしに ききいります。 さらに こびとたちに よれば、 そのおおきな いきものに けちらされたところは ここから ほんのすぐそば、 ぶさいくな いぬころの あんないで まっすぐ このサンタの ひみつきちに むかっているとのこと。


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最終更新日 : 2011-12-19 22:25:25


 そのとおり どんどん せまってゆく ババールでしたが、 かたや ふぶきも これでもかと ひどくなっていきます。 あまりに かぜが つよいので、 ゆきも めや はだに つきささるみたいで。 もう なんにも まえが みえません。 ババールも ひっしで おいかぜに たちむかいますが、 もはや むりに あるくのも あぶないので あなを ほって しのぐことにします。


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最終更新日 : 2011-12-19 22:25:57


 そこで ストックと スキーいた、 あと ゆきの かたまりで やねを つくります。 というわけで しばし ゆきやどり。
「なんと さむい。 じまんの はなも こおりそうだぞ!」
 そう ババールの おもうそばで、 デュックも もう へとへと。 そのときです。 ババールの あしもとから じめんが くずれて、 あっというまに デュックもろとも どこへやら!


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最終更新日 : 2011-12-18 17:10:16


 なんと しらずしらず くうきあなの えんとつを ぬけて、 サンタさんの すみかに おちていたのです! ババールも おもわず おおごえを あげまして。
「サンタの おじさん! デュック、 わたしたちは ついたんだ!」
 すると つかれも さむさも、 うれしささえも ふっとんで、 ばったり きを うしなってしまいまして。 サンタの おじさんが いいます。
「いそげ、 やまの こびとたち。 いざこざは ひとまず わすれて、 とにかく このひとの ふくを ぬがせて からだを あたためるんじゃ。」


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最終更新日 : 2011-12-18 17:09:01


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