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 ババールが おいつくと、 3びきの こねずみは そろって ほこらしげで。
「こちらが サンタの おじさんです。 ここで ねんがらじゅう じっと しているのです。 クリスマスイヴの ひにだけ にんげんは さがしにきて、 そのとしの きの てっぺんに かざるのです。 クリスマスが おわると もとの やねうらに もどされるので、 わたくしどもも あのかたと あそべるというわけで。」
 ここで ババールは いいます。
「しかしだね、 わたしの さがしているのは あれで なくて、 ほんものの サンタの おじさん、 いきている サンタの おじさんに あいたいんであって、 にんぎょうじゃあ ないんだ!」

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最終更新日 : 2011-12-19 22:13:17



 あくるあさ ババールの みみに、 まどを そっと たたく おとが きこえまして。 おとの ぬしは すずめで、 なにやら はなしが あるようで。
「あなたさまは いきている サンタの おじさんを おさがしだとか。 わたくしども そのかたと それなりの あいだがらですから、 おひきあわせ いたしますよ。」
 と げんきよく とびたちまして。 ババールに みちあんないしつつ、 おおきな はしで かわを こえて、 そこで いうのです。
「つきました。 いつも ここで おみかけします。 ふだんは あのかた はしのしたで ねとまりを。」
「ん? なにか おかしいぞ。」と ババールが あやしんでいると、 ことりたちが そろって ちゅんちゅん。「ほら、 あのかたですよ。


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最終更新日 : 2011-12-19 22:17:22



あそこ、 つりびとの おとなりに いらっしゃる。」
 というわけで ババールは はとばに おりて、 おじいさんの おかおを ちらりと みて おっかな びっくり、 ごあいさつしてから たずねます。
「ごめんください、 あなたが まさか ほんものの サンタさんで いらっしゃいますか。 こどもたちに おもちゃを くばるという あの。」
 ところが おじいさんの へんじは こうです。
「すまんな、 ひとちがいよ。 わしの なは ラザロ・カンペオッチ。 プロの モデルじゃ。 つまりは えかきの ともだちが、 わしに サンタの おじさんという あだなを つけおってな。 いまでは そのなで とおっておるわけなんじゃ。」
 がっくり。 そこでまた ババールが かわぎしの とおりを とぼとぼ あるきながら かんがえなおしていると。


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最終更新日 : 2011-12-19 22:16:50


 なんと ふるほんやの みせさきの おおきな ほんが めに はいりまして。 サンタの おじさんが えがかれています。 すぐさま かいまして、 じぶんの へやで あらためてみました。 けれども あいにく さっぱり わからない ことばで かかれてありまして。 こまってしまって、 ホテルの しはいにんに そうだんしてみると、 ありがたいことに じぶんの むすこが かよっている がっこうの せんせいの おうちを おしえてくれまして。
「きっと ジーリャネさんなら あなたの ごほん ほんやくしてくださいますよ。」
 さっそく ババールは ジーリャネせんせいの うちの ベルを ならします。 すぐに なかへ いれてもらえたのですが


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最終更新日 : 2011-12-19 22:17:01


ほんを ちらりと みせるなり、 たいへん もうしわけないが じぶんには よめないと いわれまして。 こんどは ウィリアム・ジョーンズという ゆうめいな はかせの おうちの ごしょうかい。 それから 1じかんと あいだを おかず、 ババールが そのひとの しごとばを うかがうと、 こんどは そのはかせ ほんを じっくりと あらためて うんうん うなったりして。 えんえん ババールは またされたあげく、 こんなふうに いわれます。
「あなたの ごほん、 よみとくのが たいへん むつかしい。 これは ふるい ゴシックもじで かかれてある。 ここには サンタの おじさんのことが くわしく のっていて、 そのすまいは ドコカオクソコという ちいさな まちの ほどちかくと なっておる。 とりあえず いまのところ ちゃんと いえるのは これだけだ。」


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最終更新日 : 2011-12-19 22:18:07


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