4にんの おひめさま
4にんの ひめが すんでいるのは ――
うみのなかに たつ もえぎいろの とう。
だれも そう だれも ふしぎがらない
その4にんの ひめが なにものなのか。
きたを むくもの みなみ むくもの
ひがし むくもの にし むくもの
それぞれ すてきで かわいらしくて
だれが いちばんとも きめられない。
4にんの ひめが すんでいるのは ――
うみのなかに たつ もえぎいろの とう。
だれも そう だれも ふしぎがらない
その4にんの ひめが なにものなのか。
きたを むくもの みなみ むくもの
ひがし むくもの にし むくもの
それぞれ すてきで かわいらしくて
だれが いちばんとも きめられない。
こがねいろの まきがみ ―― あおの ひとみ
その こわねは ぎんの すずのように ここちよく
4わの しろい とりが あたりを とびまわる
だが どこから きたのか ―― だれが わかる?
そう だれが わかる? しるものとて ない
ことばを しゃべるのを きいたものも ない。
ただ その うたごえは かねの ねのごとく
ひびきわかるが ままに ここちよく たゆたう。
なぜなれば たいようの もと ほしぞらの した
ときに ふねで はるかな うみへ こぎいでる。
そして もえぎの とう バラの へやへ もどり
いきると いうのだ ―― まったくの ふしぎ。
その こわねは ぎんの すずのように ここちよく
4わの しろい とりが あたりを とびまわる
だが どこから きたのか ―― だれが わかる?
そう だれが わかる? しるものとて ない
ことばを しゃべるのを きいたものも ない。
ただ その うたごえは かねの ねのごとく
ひびきわかるが ままに ここちよく たゆたう。
なぜなれば たいようの もと ほしぞらの した
ときに ふねで はるかな うみへ こぎいでる。
そして もえぎの とう バラの へやへ もどり
いきると いうのだ ―― まったくの ふしぎ。
きみと ぼくが おとなになったら
きみと ぼくが
おとなになったらね ―― ポリー
きっとだよ ふたりで
おおきな ふねで おおうなばらを
わたっていくんだ。
いまは としを とるまで まつ。
だって きょうとかに でかけたら
ほら ふたりとも まいごに なるから
ぜったい どこにも いけない。
きみと ぼくが
おとなになったらね ―― ポリー
きっとだよ ふたりで
おおきな ふねで おおうなばらを
わたっていくんだ。
いまは としを とるまで まつ。
だって きょうとかに でかけたら
ほら ふたりとも まいごに なるから
ぜったい どこにも いけない。
りんごの きのうえ
9がつ りんごの きも あかくなるころ
あたし ベリンダに きいてみたの。
「おそらに いっちゃうか それとも
このまま ずっと ここ
くだものばたけに いるか
どっちがいい?」 そのこたえ。
「できれば ここに いたい ――
おそらなんて いったこと ないし
それに ここなら おはなも さくし。」
9がつ りんごの きも あかくなるころ
あたし ベリンダに きいてみたの。
「おそらに いっちゃうか それとも
このまま ずっと ここ
くだものばたけに いるか
どっちがいい?」 そのこたえ。
「できれば ここに いたい ――
おそらなんて いったこと ないし
それに ここなら おはなも さくし。」
ウェディング・ベル
ウェディング・ベルが なりひびく
そのひは げつよう
ちいさな おひめさまたちも
ここぞと はなやかに きかざって
そして たん たん たんと だんのぼり
およめさんを みにいって
バラに つつまれた はなよめは
とっても すてき ―― すてき。
ウェディング・ベルが なりひびく
そのひは げつよう
ちいさな おひめさまたちも
ここぞと はなやかに きかざって
そして たん たん たんと だんのぼり
およめさんを みにいって
バラに つつまれた はなよめは
とっても すてき ―― すてき。