目次

閉じる


「あなたが眠るまで傍にいてあげる」

君はそういうけれど

いつだって君が先に眠るのだ

そして僕は毎晩君の寝顔を眺めることになる

 

とうの昔に壊れた僕を

その細い体で支えてくれる

君の安らかな寝顔を見つめるだけで

癒される気がするのだ

目覚めてる時には

傷つけてしまいそうで

触れる事も躊躇うけど

今は君の髪をそっと撫でている

「夢の中の僕は君に優しいか?」

そう呟いてから君の手に触れると

軽く握り返してくれる

それが答えのように

 

眠れぬ夜は続く

目覚めた君に

僕はまた冷たい目を向けるだろう

それでも君は毎朝変わらずに

「おはよう」の言葉をくれるから

僕はまだ生きていられるのだ


この本の内容は以上です。


読者登録

rocksanさんの更新情報・新作情報をメールで受取りますか?(読者登録について