目次
転校生
100均彼氏
撒き餌
チカとピカロ
あの子
ミシン目
餃子
マネキン
ノックの音が
チューブ
コビー
野良猫
通信
睡眠
バニラ
Air
パンダ
夏休み
BJ
機種変
ボーイ・ミーツ・ガール
ノックの音が
初めて同士
ママ
探偵社
カレログ
よお
枕返し
浮遊少女
台風の目
台風一家
ノックの音が
コロッケ
輪っか
未来
煙草
職業
濡れ鼠
太郎
インタビューズ
サドル
少年
月夜
冷菓
小説工房
サメ屋
ロゼッタストーン
お漬物
単芝
あれ
びっくり鈍器
世界の終わり 1
世界の終わり 2
締め切り
意識の高い学生
世界の終わり 3
お姫様抱っこ
世界の終わり 4
あたし
いじめ
世界
カナ
入る
世界の終わり 5
キス
味噌汁
世界の終わり 6
世界の終わり 7
カムアウト
ボケて
スポンサー
恐竜のえさ
中折れ
おでん
キャッチボール
オニンギョウ
手紙
炊き出し
サメ
世界の終わり 8
告白
ばらばら
キス
ジミ
egg
金木犀
半月
dis屋
月の夜
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廃線
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バットとグローブ
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おっさん
大きな手
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ペットボトル
ときめき
あまのじゃく
先生
記憶
ねじ
強盗
かまいたち
それ
遅刻
缶詰
今日はどこに行くの?
幼馴染
記憶
星の欠片

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隕石

 今夜、世界が終わる。僕らは母校の屋上で巨大隕石が落ちてくるのを今か今かと待ち受けていた。と、突然、淳が下腹部を押さえて倒れた。僕らは慌てて彼を病院に連れていった。「淳は大丈夫ですか?」診察を終えた医師が面倒くさそうに僕らに告げる。「尿路結石です」落ちたのは違う石だった。

バットとグローブ

 パパと僕はしょんぼりとして家路についた。僕の手にはグローブが、パパの手には金属バットが握られている。「来る来るっつってたくせに来ねえんだもんなあ」「待ちくたびれちゃったね」もし隕石が落ちてきたらパパはバットで打ち返す気で、僕はグローブでキャッチするつもりだった。

オオカミ少年

 オオカミ少年だった。小さなころから嘘ばかりついていた。まったくこの子はろくな人間にならないよ。周りの大人たちは呆れてそう言った。誰も話を聞いてくれなくなった。僕はホラ話を紙に書くようになった。木箱の中の嘘はどんどん膨らんでいった。いつしか僕は小説家になっていた。

散歩

 私はタロウにリードを着けて家を出た。すぐに顔見知りの女性とすれ違った。タロウは彼女が連れているハナコにのしかかって腰を振りはじめた。私は慌ててリードを引っ張った。すみません。頭を下げてその場を後にした。10分ほどで目的地に辿り着いた。夕方の公園は人を散歩させる犬で一杯だった。

おっさん

 空からおっさんが降ってきた。飛び降り自殺だと思った。おい。大丈夫か? つま先で肩を突ついた。おっさんはごろりと転がった。背中に羽が生えていた。天使だ。薄汚れた灰色の羽は明後日の方向に曲がっている。俺は拳銃を取り出した。羽の折れた天使は助からない。楽にしてやった。

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