目次
転校生
100均彼氏
撒き餌
チカとピカロ
あの子
ミシン目
餃子
マネキン
ノックの音が
チューブ
コビー
野良猫
通信
睡眠
バニラ
Air
パンダ
夏休み
BJ
機種変
ボーイ・ミーツ・ガール
ノックの音が
初めて同士
ママ
探偵社
カレログ
よお
枕返し
浮遊少女
台風の目
台風一家
ノックの音が
コロッケ
輪っか
未来
煙草
職業
濡れ鼠
太郎
インタビューズ
サドル
少年
月夜
冷菓
小説工房
サメ屋
ロゼッタストーン
お漬物
単芝
あれ
びっくり鈍器
世界の終わり 1
世界の終わり 2
締め切り
意識の高い学生
世界の終わり 3
お姫様抱っこ
世界の終わり 4
あたし
いじめ
世界
カナ
入る
世界の終わり 5
キス
味噌汁
世界の終わり 6
世界の終わり 7
カムアウト
ボケて
スポンサー
恐竜のえさ
中折れ
おでん
キャッチボール
オニンギョウ
手紙
炊き出し
サメ
世界の終わり 8
告白
ばらばら
キス
ジミ
egg
金木犀
半月
dis屋
月の夜
童貞回収
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ときめき
あまのじゃく
先生
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ねじ
強盗
かまいたち
それ
遅刻
缶詰
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記憶
星の欠片

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よお

 「よお」いきなり肩を叩かれた。「なんだお前荷物でかいな」「金沢に出張なんだ」「今仕事何やってんの?」「バンド」「バンド? じゃツアーだろ」「うちはVoのワンマンだし俺はリーマンみたいなもんなんだよ」そう言うと岩瀬はお互い大変だなと苦笑いした。それがあいつとの最後の会話だった。

枕返し

「ええかげんにせえっ」枕元で声がする。ああ、おれの頭もついにおかしくなってしまったか。そう思った。「なんべんもなんべんも枕をひっくり返してからに」うっすら瞼を開けると目の前に小さなおっさんがいた。「あんた誰?」「あんたてなんや。不躾なやっちゃな。枕の精やないか」

浮遊少女

 空中浮遊少女がこの街に現れ始めたのは半月前。最初に彼女を見かけたのは僕の兄貴だった。「本当に本当だって!」その時は誰も兄貴の話を信じなかった。それはそうだろう。少女が空に浮かんで歩いているなんて。ありえない。よね? 僕は隣に浮かぶ彼女に話しかける。「君は幽霊?」「わかんない」

台風の目

 大型台風の花子が迷走していた。どうやら完全に進路を見失ってしまったようだ。気象予報士の僕はカサを飛ばされないように気をつけながら彼女の中心に近づいてゆく。花子は長い睫毛をしぱしぱとさせ、なんどもまばたきをくり返していた。「どうしたの?」「レーシックに失敗したの」

台風一家

 隣に台風一家が越してきた。一見感じのいい若夫婦に可愛らしい双子の兄弟。ところがどっこい蓋を開けてみれば夫婦喧嘩は凄まじいわガキどもは駆けずり回るわでもういい加減にしてくれ! 怒鳴り込もうとしていた矢先にノックの音。「また引っ越すことになりまして」「はぁ、次はどちらへ?」「東へ」

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