目次
はじめに
はじめに
iPadとiPhoneを買ったらまずすること
iPad2と同時にそろえたい周辺機器
iPadとiPhoneをつなぐ
iPadとiPhoneのカレンダーをシンクロさせる
iPadのホーム画面を構成する
iPadでよくあるトラブル
仕事に必要なものを貯めこもう
iPhoneで書類をスキャンする
Evernoteで整理する
コピー機で書類をスキャンする
ネット上のPDFファイルを収集する
板書を撮影して残す
児童の作品を保存する
iPadの大きさを活用しよう
授業参観でフォトフレームにする
学年会でiPadを囲む
iPadいっぱいに拡大して見せる
タイマーで緊張感を出す
フラッシュカードのようにめくる
音を操作して授業をつくろう
合唱や伴奏を録音してCDに焼く
体育館のアンプにiPadをつなぐ
iPadをICレコーダーとして使う
メトロノームでリズムを刻む
動画を撮って共有しよう
体育の授業を撮影して編集する
掃除を撮影して伝える
調理実習を撮影して評価する
クラブ活動を撮影して引き継ぐ
修学旅行を撮影して思い出を残す
電子黒板のように使ってみよう
座席表をテレビに映し出す
教科書に書き込む
グーグルアースを操作する
画像をトレースして絵を描く
iPhoneを実物投影機にする
インターネットをフル活用しよう
音声で検索する
校外学習で位置を確認する
図画の参考資料を集める
YouTubeを見せる
天気予報を示す
"Pray for Japan"を感じる
アプリでワイワイ楽しもう
カラオケで盛り上がる
みんなでパズルを解く
iPadで読み聞かせをする
おわりに
おわりに
奥付
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"Pray for Japan"を感じる

 卒業式が近づいた3月11日金曜日、未曾有の大震災が日本を襲いました。 
 日本中の多くの教師がそうであったように、ぼくも週末は自分が教室でできることについて考えていました。

 3月14日月曜日、臨時の全校朝会が行われました。
 震災で亡くなられた方へ全児童で黙祷を捧げました。
 
 教室に戻ると、ぼくは子供達に話をしました。 
「地震や津波の様子をテレビで見た人?」
 全員が手を挙げました。
「怖いと思った人?」
 3分の1が手を挙げました。半数以上の子にとっては、まだ遠い場所での出来事のことなのか、それとも怖いものを避けたいという防衛本能なのかわかりません。
「怖かったよね。先生も怖かった。」

 そして、自衛隊や警察、消防、外国の救助隊がしっかり頑張っていること、政治家や科学者、技術者が知恵を振り絞っていること、日本中の大人すべてが自分の立場でできることを努力していること、ぼく自身も現地に行って何かしたいと思っていることなどを話しました。

 それから、今ぼくらが直接できることは少ないけれど、しっかり勉強し、体を鍛え、大人になったときに貢献できるように努力しようということを伝えました。

 また、日本はこれまでの地震や津波の経験から、外国で同様の災害が起こったときには積極的に支援をしてきたこと、これまでの努力に報いようと外国が日本のことを心配し応援していることを話し、"pray for Japan"をテーマに多くの画像がネット上で紹介されていること言ってiPadで世界中の
"pray for Japan"を一枚ずつ見せていきました。
 大人たちの戸惑いに不安を感じていた子供達の表情が柔らかくなり、重かった教室の空気が軽く、そして温かくなったのを感じました。

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最終更新日 : 2011-07-09 14:45:55

カラオケで盛り上がる

 昼休みの教室でのことでした。
 職場体験に行く子達が老人ホームで、ドラマ「マルモのおきて」の主題歌のダンスをするという話を聞きました。
 「マル・マル・モリ・モリ!」という曲です。

 iPhoneアプリの「カラオケJOY SOUND」で調べてみたら堂々の第1位。
Evernote 20110614 21:04:59.jpg
 iPhoneのアプリはiPadでも拡大して利用することができます。
 iPad2からテレビにつないでミラーリングしてみました。

 音楽を聞きつけた子達がどんどん集まってきました。
 踊り始める子もちらほら。
 特にサビの「マルマルモリモリ みんな食べるよ」のところはほとんどの子が踊っていました。
Evernote 20110614 21:07:12.jpg
 3回リピートしたので、さすがにぼくも少し覚えました。
 修学旅行のバスレクでもこのアプリは使えるんじゃないかと思いました。


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最終更新日 : 2011-07-09 14:46:16

みんなでパズルを解く

 天気のいい昼休み、外で遊ばないおとなしい子達が数名教室にいました。
 iPadでぼくが絵を描いたりするのを見せた後、Slice It!というアプリをさせてみました。

 図形を指定された数の直線で指定された個数に分割します。
 「正方形を2本の直線で4分割しなさい」みたいな感じです。

 知的なパズルは男女関係なくアイディアを出しながら盛り上がります。
 昼休みが終わって運動場から戻ってきた子達も集まり始めました。
 iPadを囲む輪が二重、三重になったのでテレビにも接続しました。
 全員を席に着かせて、わかった子が前に出て解くという流れにしました。
 紙に書いて解き始める子もいました。

 分割した図形の面積の大きさが近いほど、星の数が増えます。
 5つ星が出ると、拍手が起こりました。

Evernote 20110608 18:27:28.jpg
 鉛筆でもマウスでもないこの操作感が特徴です。


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最終更新日 : 2011-07-09 14:46:58

iPadで読み聞かせをする

 iPadは小さめの絵本くらいのサイズなので、読み聞かせをするのにも向いている機器です。
 子供達を集めて読み聞かせをすることも可能です。
 今までにぼくが実際に読み聞かせをした作品やアプリを紹介します。 

1.サーカスが燃えた
 音楽や絵の動き方、画面の切り替わり方など、完成度の高い絵本アプリです。
 しかしながらストーリーは大人向けで、子供にはピンときていない様子でした。
 それでも、多くの子たちはiPadの物珍しさも手伝って、よく聞いてくれました。
 エンドロールが流れる間、「最後におんぶされたのはいつでしたか?」と尋ね、ぼく子供のころのおんぶの思い出を話して終わりました。
 このアプリはさまざまな仕掛けがあるので、子供達にiPadをタッチさせながら読んでいくといいと思います。
 登場人物が少なく、文章やストーリーもわかりやすい物語なので集中して聞いてくれます。
 ですが、結末に関しては賛否両論あるかもしれません。
 「終わり?」「続きは?」という子供の声がありました。
 子供の中ではエンディングがすっきりしなかったのかもしれません。
 光村図書の6年生の教科書にある「平和のとりでを築く」の内容に即したアプリです。
 カラーで鮮明な原爆ドームの画像や動画が収められています。
 アプリの存在自体が、この単元の目標である「自分と対話し、考えたことを発信しよう」を具現化していると思います。
 本の出版サイト「ブクログ」に収められている絵本です。 
 このおとうさんがiPhoneで何をしているのか想像してしまいます。
 顧客管理でしょうか。TwitterやFacebookへの投稿でしょうか。

 iPadの特徴をいかした絵本アプリの今後の発展を期待しています。

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最終更新日 : 2011-07-09 14:47:47

おわりに

 誰でも志があれば電子書籍を発刊できる時代になりました。
 素晴らしいことだと思います。

 実践をするにあたり、次の2冊が大変参考になりました。

 引き続き、iPadとiPhoneを使った実践をブログやTwitterで発信していきたいと思っています。
 興味のある方はのぞいてみてください。


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