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読んでいない本

読んでいないと思った本を、読んでみた
読んでるときに、それが読んだことのある本だと気が付いて、
少しがっかりしてしまう
「それ、読んだことないかも」
そう言ったともだちにその本を貸した
二日後、ともだちがそれをぼくに返しながら、
「やっぱり、読んだことあったわ」
と、笑って言う

次は誰に貸そうかな





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ふたつでひとつ










ふたつでひとつのものなのに
かたほう失くすのが、悪いくせ

失くしたんじゃなくて
どこかではぐれてしまったのかな

また逢えるよね、靴下













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ポケット






去年の冬に買ったコート
ポケットの中から虹の破片

1年間も暗い所で
眠っていたのかな

それを持って出かけよう

何かいいこと、ありそうだ







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虹の破片

雨上がり、虹上がり
なにもない町に降り立った

小さな子が近づいてくる

「それなぁに?」


ぼくはそれを、その子にあげた

「わたしもだれかにあげよっと」













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HOME








太陽が沈まない国で生まれていたら
いつまでも帰らなくてもいいのかな

そんなこと考えてみたけれど
カレーの匂いがするからさ
帰らなきゃ








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