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文 : 平 格彦      
写真 : 田中 潔      










1
最終更新日 : 2011-01-07 01:11:12

 空港で芽生えた恋の行先 (PEUGEOT 308)



チケットを無くして困っている僕を見て、
微笑みながら誠実に対応してくれた君。
今思えば、仕事だから当たり前のことだったのかもしれない。
でも、その時は不思議と特別な優しさに感じたんだ。

気が付けばいつも一緒。
飛行機で海を渡って歴史的な建造物に触れたり、
ドライブ先の高原で大きなサンルーフから星を眺めたり…。
君の旅行好きも、すっかり僕にうつったたみたいだ。
今では、旅のプランを提案するのも僕の役目になっているようだし(笑)。

突然だけど、明日は“人生”という
これまでにない長い旅行に誘おうと思う。
君の左手の薬指にぴったりなチケットだから、
無くすことはないはずだよね。


2
最終更新日 : 2011-01-07 00:44:23

 世界は広がり続ける (smart)


 いつも家にこもってゲームばかりしていた
 僕の世界を広げてくれたのは君だった。
 提案はいつもぶっきら棒で、 僕の返事を待たずに決定してしまうのが常。
 東京でいちばん人気のある山を登ったり、 鎌倉のパワースポットへ癒されに行ったり…。

 実は、移動中くらいはふたりきりになりたくて、
 運転が得意じゃない僕でも乗りやすい、コンパクトな「smart」を買ったんだ。
 でもその結果、君の行動意欲をさらに刺激してしまったみたい(笑)。
 僕にとっては近所の脇道だって未開の地なのに、ふたりのテリトリーは拡大を続けている。

 いつも君に導かれてばかりだったけど、今回だけは僕の意志で君を連れ出したい。
 生涯続く“結婚生活”という未知の世界へ。




3
最終更新日 : 2011-01-07 00:44:42

 癒してくれる優しい空気 (Ractis)



メジャーデビューを夢見ながら、バンド活動と会社員を両立する毎日。
疲労困憊だった僕に元気をくれたのが、
メンバーの紹介でマネージャーを買って出てくれた君だった。
くだらない愚痴を聞いてくれる優しい笑顔に何度癒されたことか。

休日出勤の君を迎え行くこともよくあったね。
たとえ待たされたとしても苦じゃなかった。
ラクティスの意外なほど広い車内は僕専用のスタジオだったんだ。
そうして生まれた曲でデビューが決まるなんて(笑)。

いつも公園や森や山に連れていくのは、
緑のように朗らかな存在が僕にとって何より大切だから。
君が生涯そばにいてくれたら、どんなに素敵だろう。
そんな想いをこめて完成した新曲。この場所で今から歌います…



4
最終更新日 : 2011-01-07 01:19:49

 盗まれたものは!? (Fiat 500)


彼女はスタジオジブリというか、宮崎駿の映画が大好き。 
一方の僕はルパン三世の大ファン。 
ということで、どのクルマを買おうかと相談してすぐに、 
ふたりの意見は一致した。 
 
「フィアット500」(通称「チンク」)は、宮崎駿が映画デビューを果たした 
『ルパン三世 カリオストロの城』で大活躍。 
作品を見て以来、いつか愛車にしたいと思っていたんだ。 
 
僕たちが付き合うことになったのも、映画の話で盛り上がったのがきっかけ。 
今では毎週のように映画館に通っている。 
ふと気付けば、僕の心はすっかり彼女に盗まれていた。 
ずっと一緒にいてくれれば、取り戻す必要はないね。 



5
最終更新日 : 2011-01-07 00:48:15


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