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Red Moon

 

アンタレス近く 怪しい魔女の 微笑(ほほえみ)を誘う 薄紅の月が

漆黒の瞳 麗しい魔女が 爪を切り この夜空に浮かぶ

 

風運ぶ草原 鈴虫の声 命の終わりを間違えた暦

夜空を焦がす花火のような これから始まる激情劇場

 

ねぇこの赤い林檎は 木からためらいもなく落ち消えて行くのに

あの空に浮かんでる 紅い月は 何故僕の心に堕ちて来ないの?

 

正義より先行く人の欲望 絶えることのない (いさか)い 争い

ほらほらやっぱり誰かの足音が (うしろ)から聞こえてくるよ

 


1
最終更新日 : 2019-09-27 07:58:30

Blue Street

 

つい先週も通ったばかりの ずっと前にも見たような青い小路(みち)

風そよぐ昼下がり いつもの角で君を待ってる

 

絵に描いたような出会いも 取ってつけたようなロマンチックもツギハギで

だけどきっと大切なもの 心の中で君を想ってる

 

僕は自由じゃない そんなに器用じゃない

空虚(うつろ)な心を満たすような 言葉が聞きたい

 

いつもいつも待ってて 午後のカーテンの中で

端と端つないでも ハートのような図形

 

その笑顔やおしゃべりや 楽しく過ぎる時間もときどき

脆く儚く割れてしまう ガラスの風船みたい ふと不安になる

 

君は自由じゃない? それほど器用なんじゃない?

規則(きまり)があるから縛られない ふたりでありたい

 

いつもいつも待ってて 午後のカーテンの中で

端と端つないでも ハートのような図形

 

いつまでも までも 待つよ 止まった時計の下で

今日は昨日とは違う 包まれた空の中

 

誰でも使うような助言(せりふ)でも 君から聞きたい

 

いつもいつも待ってて 午後のカーテンの中で

端と端つないでも ハートのような図形

 

いつまでも までも 待つよ 止まった時計の下で

今日は昨日とは違う 包まれた空の中

 

浅い淡い夢を 夜も昼も見てる

愛だ恋だ夢だ とりあえず君でいい・・・

とりあえず君がいい・・・

僕は君がいい・・・

 


2
最終更新日 : 2019-09-27 08:08:55

大人になるって…I say no.

 

こんな俺にだって人並に学校に通って 放課後まで遊んだ少年の日々もあったさ

にも関わらずに 儚く露と消えた 何も知らない あの頃

 

何でこんなになったんだろう 恋も知らないわけじゃない

何もかもが嘘っぽく思えてくる

だけど とは言いつつ俺も いつの間にか染まって 同じ色をしているのか

 

どこかやるせない この気持ちを 誰か慰めてよ

青い空も知らずに 大人になるなんて

 

愛せない 愛せない ちょっとばかりの時間も隙も 容赦なく奪ってゆくな

I say no.  I say no. 大人になるって愛せない

 

大事なものを忘れて 遅刻をした朝もある 一日取り残された日々もあったさ

でも今と実は そんなところは変わらない 弱い苦い思い出

 

あれから涙を流すことが少なくなったな 楽しいこともめっきり減ってるような

だけど 憧れのあの子と 少しだけおしゃべりした 偶然の帰り道

 

人はどんな人だって 幸福を求めて 一応生きているのだろう

それがなければ誰かに 生きる理由を訊かれたら

 

どう言うの? どう言うの? いつか大人になった自分が この世界にいるのか?

Do you know ?  Do you know ? いつの間にやらTime goes by

 

愛せない 愛せない ちょっとばかりの時間も隙も 容赦なく奪ってゆくな

I say no.  I say no. 大人になるって愛せない

 

どう言うの? どう言うの? いつか大人になった自分が この世界にいるのか?

Do you know ?  Do you know ? いつの間にやらTime goes by

 

夢は儚く Break, Slow Down

現実だけが Endless Days

 


3
最終更新日 : 2019-09-27 08:14:29

ふたりの古都

 

流れる景色がここで落ち着いて 海を望む小さな駅で降りる

行き交う多くの人達の中で いつか愛した君とこの街

 

あの日に巡ったふたりの古都は 一つ一つ心に残る

長谷や高徳院を歩き 手もつないで文学館へ向かう

 

季節を幾つも重ねた街並 現代(いま)を生きる君と僕の中に 潮風の鎌倉

 

あれは夏が君の肌に染み込んだ さっきまで聞こえてた人の声も耳に残る

二人が恋を包む 夢の枕並べて 今は一人 部屋にひっそり 黄昏涼める

 

悲しみの太平記の遺言は 人の世の無常観を想う

この地に眠る幾千の将士の 泉下の声が君には聞こえる?

生きるかけひき 夜風に吹かれて 現代(いま)も見える同じ月の下に 太刀沈む稲村

あれは夏が君の肌に染み込んだ さっきまで聴こえてた波の音も胸に残る

 

二人が恋を包む 夢の枕並べて 今は一人 部屋にひっそり 夕暮涼める

あれは夏が君の肌に染み込んだ 皐月から秋までの何もかもが全て 全て

 

二人が恋を包む 夢の枕並べて 時は巡り 恋も巡り

 

またいつかここへ・・・

思い出の君と・・・

ふたりの古都へ・・・

 


4
最終更新日 : 2019-09-27 08:20:59

どこか寂しい海の色

 

あなたが 泣いてる 昼下がり 鈍色の海

心も同じね ふたり国道(ルート) ずっとね

 

あなたを 泣かせた 私の言葉は

時に多くを 語りすぎて どうにも 困らせるね

 

もしもギターでも 弾けたなら この気持ちを メロディに載せるよ・・・

 

言葉じゃ 届かない 気持ちを 伝えない

そんな日は お互いに 海のように黙って 浜辺で座り眺めよう

 

あなたは ズルいね 自分の事ばかり 喋るね

思い通りに ならない 話題も 底をついたようだね

 

もう夕暮時(くれない)だし 帰ろうか そして明日から 少し離れて 暮らそう・・・

 

時間が重いね もうすぐ 消えそうだね

それぞれの心に イラダチを抑えて 疲れ顔 空 仰いでる

 

もう夕暮時(くれない)だし 帰ろうか そして明日から 少し離れて 暮らそう・・・

生きよう・・・

 

間が重いね もうすぐ 消えそうだね

それぞれの心に イラダチを抑えて 疲れ顔 空 仰いでる

 


5
最終更新日 : 2019-09-27 08:26:32


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