じょうだいとくしゅかなづかい 上代特殊仮名遣
上代特殊仮名遣 じょうだいとくしゅかなづかい。
奈良時代、仮名で書く音節の音には、母音に二種の別があり、それをかき分ける万葉仮名の使い方を上代特殊仮名遣という。
(製作中)
じょうだいよう 上代様
上代様 じょうだいよう。
平安時代中期の純日本風の仮名書。
日本の書は、中国から渡来した書風を基礎としながら、十世紀の中頃から、日本化の傾向が現われ、十一世紀初頭に至って、上代様と呼ばれる和様書道の完成をみた。その書家として、小野道風・藤原佐理・藤原行成らが代表的。
また、藤原行成の後を受けた世尊寺流、藤原忠通の法性寺流などをもさす。
これは、尊円親王の流れを汲む青蓮院流ないし御家流からみると、きわめて古い日本風とみなされる。
(製作中)
しょうもん 正文
正文 しょうもん。
差出者と受取者との間に意志を伝達するために発給される文書の原本。
草案・土代(どだい)・案・案文(あんもん)などの下書が差出者の手許に残るのに対し、受取者である名充人に直接発給され、相手方に送られる。
また、正文の控も、案・案文といい、はじめ案文として作成されたものが、正文紛失のとき、正文に準じて取扱われることもあった。
ほかに、写・控などの正文を書き写したものもある。
(製作中)
しょゐ 所為
所為 しょゐ。
しわざ。おこない。すること。ふるまい。それが原因となっていること。せい。
(製作中)
しりょう 史料
史料 しりょう。
歴史研究の材料となるもの。
歴史は、過去に起こった出来事であり、過去の出来事そのものは、現実には存在しない。現実に存在するのは、過去の出来事そのものではなく、痕跡(こんせき)であり、記録であり、伝承である。
(製作中)