目次
退屈
時間の乖離
希望の子
果てしない
魔物
画面の中
真偽を捨てた青
木漏れ日
毒性の枷
笑い声
濁流
結膜炎
狂気の境域
個体
刺激
わだかまり
砂浜
起算
希望だけの世界
傀儡
次の扉
解き放たれる身体
自由
永遠の夏
反復する渦
気配
愚弄
縁取る
劇薬
解消
軽快
観念
垂涎
清遊
堆積
行方
分断
甘美
類似
確信
悠揚
恒久的な襞
泡沫の裏側
軽薄
日々
幻想
優しいリズム
つむぐ
無地
その先
恍惚
流浪
完熟
高出力
手入れ
凄艶
矯激
調教
真偽
策略
ままならぬ君
運命
感染
収穫
燐光
チクチク痛む
受精
複製品たちの星
骸と雲
逃走
救済
感触
這い上がる
空想的な日々
強要
疑問
尊ぶ
人生
神々しく交わる月
昂揚
かさばる歌
空隙
能動的な獣
話し言葉
矜恃
誘引
居ないものを愛する
相互
いっしょに歩こう
雨滴の音
枢要な血
憤懣
異様な長さ
業火
寛容な捕食者
喧騒
枢要な愛
逸脱する日々
産卵
因子
複雑な朝
好物
済生
反証
苦悩の子
空の質感
理不尽な証拠
争う
中庸なんかあらへん
肥大化する街
憶測
合間
恬淡に描く
深淵
健気な子
淘汰
欲動
厭わず前へ
からくり
波形
適度な愛
言葉の子
超軌道修正
ニキビ
破壊的な君
素粒子
凄艶な住処
つながる
たばねる季節
可視化
警醒
すべての秘密
融解
放棄
嫌忌
蝉蛻
ぬかるみ
頼りない君
無産
紡ぐ音
波及
打算的な君
軽薄
制限を持たぬコード
輪唱
意志
共立
重なるから
無垢
ひとつ
そのまま
夜空
相互
陰惨な結合
惰性
気配
宛先
春の先
浮遊
高尚な旅
死と枷
虚飾
健気
混淆
解放の歌
淡々
研鑽
無償
寝息
荘厳
あふれる
背く
祝祭
螺子
歓喜の渦
明晰
怠惰な虫である私
健気な罠
衝動
嫌忌
奥付
奥付

閉じる


退屈

君たちは依然として道具でしかないのかと、偶然を装い、迫る豊かさなどは、一瞬のものなのかと、所詮は我々は道具でしかないのかと、簡単に処理される感情は、痩せ細るばかりだし、孕んだ意味は絶えず打算的であるし、あらゆるものから解き放たれて、すべては邪魔なものであるからと、邪魔なものを、邪魔なものと捉えた途端に不自由になるし、自由を求めるほどに、自由であることなどは、不自由に変わるばかりだし、惰性で紡ぐ思いは、散漫に季節を漁り、奪われていく意思は引きずられては、散々な日々を過ごすのかと、悲嘆に暮れる君の被害者意識なんかを破棄して、はびこる悪意を消費するだけの、堕落した指南なんかを受けるから、君はいつも退屈なままであるし、いくらドレスアップされ、暇をつぶすために、何かに囚われるよりも速く飛び出して、怠慢な季節に迫る幼稚な偽装を繰り返すだけの、情報からは離れて、忙しく動き回るよりも、そこでじっとしているほうが、何よりも速いのだと、果敢に挑み続けるからこそ、そこで互換されるものや、補完されるものから放たれ、はびこる愛が敷衍して、歪な季節を乗り越えて、感じるものだけが、今を確かなものに変えて、応用されるだけのものなんか、糧になるはずもなく、私を咎めるのは、私だけであるし、感じ方よりも速く逃げ出しては、さえずる答えが、機械的に動いては、意識を磔にして、新たな神としての情報を崇めるべきだとか、君はうるさくつきまとうから、しあわせなんてものに押し込まれて、なあなあにみんなと一緒に同じように生きられるはずもなく、クタクタになりながらも、塗り替える意味はひるがえして、世界や宇宙なんかもいらないから破棄して、画期的なものすら、不純であるし、そこで認識するものすら与えられたものであるから大嫌いだし、だんだんと孤独はぬくもりを覚えて、隠遁する先に擦り寄る孤独に飲み込まれずに跳躍し、超越しては、行き着く先などはいらず、あてがわれたものにはうんざりするし、ステレオタイプなものや、レッテルや乗っ取りなんかが横行するネットワークを突き抜け、気だるい運命なんか蹴散らして、好き勝手に価値を書き換えることの美しさに勝るものや、負けるものもなく、物々しいだけに虐げるものを殴り倒してやる。


時間の乖離

複製される悩み事の谷間、統合される夢は、他社のような自分を複製しながら、憐憫などを用い、モチーフとされる彼方で、宇宙とからまり、自分と関わるほどに、かじかむ身体は自覚するほどに、中と外が分断し、快活さを損ないながら、即席の所以に乖離しながら、すべてにもつれていく風景は関わり合いを深めるほどに、空間的なゆがみを生み出し、奪い合う観点は、転換期を迎えながら、無秩序に生える時間の中で自分を見失うなどと、存在自体もあやふやで、そこに存在していることすら、あいまいであるのにもかかわらず、エントロピーや、エンドロールや、宇宙の煙突や、唐突な言葉の可変や、経過していく物事にずれていく間隔などに損なわれていく思いが、過去を形容できずに、経由していくものが、絵空事を伝え、複製される真実は、自由をうたい、わずらわしい平和の中でしか働きを加えないような、苦しみを繰り返し引きずり、引き取りながら、統合される行方は、悠遠に引き込まれ、自らを女々しいものや、猛々しいモーションなどに、変化させながら、アンバランスな対象たる君が遭難し、空っぽになった心にさずけるべき影響も、強要されるほどに疎ましく尊さを失い、喪失感に悶え、うやむやにされる思いは、定めを用いながら、誰かを束縛することが、この世界を救い、現実を保つものなのだと、間違った正解を引き出し、世界をせばめ、自らの存在をあやふやにすることでしか、自らを認識できず、与えられた答えの中でしか反応しないような今にたまる欺瞞や、もつれる先に連動する頭痛をかかえ、寂寞にこぼれる行き先も不確かにゆれる。


希望の子

一瞬で恋に落ちるのは可能か?とAIたちが聞く。あらゆる論理に巻き込む言葉の端々に詰まる答えが機械的になって、名付けられた意味により奏でられる情報が突き刺さり、傷だらけの君は、奇跡を待つよりも速く、未来に向かって走り抜ける擦りむいた肌の痛みすら、すぐさま忘れてしまう子供たちの騒がしい声に負けず劣らずの、大人の騒がしいだけの声、堕落する永遠なんかに制限されずに我々は、むしばむだけの日々に反して、生き生きとしては、さまたげるだけの意識によって、阻害されずに、ずっと続くこともすれ違いながらも、長らくなだらかに、たおやかにゆれる君の髪や、いざなう匂いが、鼻腔をくすぐり、鼓膜をゆるがす歌声は、神秘的なものよりも、現実的であるほうが、精神をよろこばせるのであり、君が写る水面をながめ、忘我に消え行く進路や、豊かさをうたうだけの外側の力から放たれ、内側に秘める優しさなどに触れ、淀まずに静謐で、事実とは、ながめるだけで精一杯であるし、経過を楽しむよりも、ずっと近付き、じっとしていても、実感とは敷衍して、この胸を嬲る瞬間で、屍になるしかないのかと、憂いを保つニヒリズムを超えて、肯定し続けることの強靭さに触れ、ひどく痛む日々に苦痛を凌ぐための、上辺だけの言葉を跳ね除け、愛することによって、対するものでもあるのかと、デリカシーもなく過信しては、ドラスティックにねぶる日々は、なまめかしくもあるが、うとましくもあるし、あらがうほどにこの感覚とは不自由なものでもあるし、愛することを尊く思うのは、愛するということから、遠ざかるようであるし、強い決心は、決別を生んで、孤独に嘆く時もあるだろうから、時間にさえぎられずに、この命は制限を持たずに、ひとつであろうなどと求めずに、用いられるものに委ねられる誠実さなどは、くたびれるだけであるから、採算なんか不必要であるはずなのに、機能的な愛は、利便性を求め、体制的なものが持ち寄るものにもたれかかり、大切なものをすぐさま忘れてしまうし、無責任であるのが、私の体質であるし、戸惑うことも、見まごうこともなく、泣く泣く無くしたものなどは、無くしただけのことであるし、答えなんかを追いかけても、あっという間に老いるし、有ったはずのものは、跡形もなくなり、内外で破裂するジレンマに覆われて、悲しむ君を見て見ぬふりをするだろうし、惚れた腫れたと忙しく、晴れても、君の内面性は、快晴などを求めてなくとも、空は青々として、夕闇で落ち着かずに、夜が怖いのと、泣き出す始末だし、打算的なきみのアナクロニズムが、君の世界性を狭めては、苦しめているだけのことを繰り返しているだけに満たない日々が汚いからって、機械的になって、空っぽになるのは味気ないから、苦しんでも尚、このときめきは、延々と続く日々を紡ぐ意味を見つけるためだけの日々ではないから、ためらいながら、ゆっくりでも、豊かさなんかを求めなくても、悠々と啜る。


果てしない

雲の上を徘徊する飛行機、心が旋律を奏でる。空疎な思いをかかげ、面影に流動して、正義がすぐさま廃れて、空が明るい、僕らは疲れを知らずに、ただ突き進む様が、夏をほろぼして、ひんやりとした秋を呼び覚まし、恍惚とした冬に憎しみをこぼしては、延々と過ぎ去るために与えられた今の暇をつぶすのと、笑いながら泣く君の、仰々しい補完やらが、悲観的な感性を生み出し、詩的なノイズをまき散らしては、みじめな今を、すごくみじめな今を愛し始めるのであり、理屈をこねては、高尚な余韻に複雑に絡まる。無くした思いを拾い集める君たちが加速する容易な言葉が敷衍して、この世界を住みにくくするし、枢要なものなど、すぐさま無くなってしまうし、縛られるだけの日々に堕落しては、惰性にみちびかれる思いが干からびて、悲哀に満ち満ちた世界が、恒常的に苦しみを売買している。僕らの痩せた身体が儚く混ざる。途端に言葉は不潔になるから、だまったままで見つめる顔が歪んでしまい、がんじがらめの記憶に臆するだけの、打算的な愛にかじかみ、寛容なものにより、にぶくなってしまう思いに締め出されて、てなずけられるだけの日々に別れを告げて、つぐないを求め、老いては飢渇するだけの君の横顔、短絡的な証拠を集めては、正体を捨て去り、ささやかな愛を弔い、統合される豪勢な日々に緻密に奏でられる儚さを流浪し、老幼混ざるくたびれた傘がひろがる雨模様の中で、機械的に孕んだ懶惰な風邪、気負うだけの瞬間にジリジリと、忙しく伝わる答えにより退行し、高揚を重ねては、対比されるよりも、何かに縛られ、真理を植え付けられるよりも速く走り去り、何も残さぬようにと、揚々と飛び越える先には、果てすらもないから、寛容に暇と遊ぶ。


魔物

能動的な高揚感がせまる。ギラつく太陽を尻目に、ひんやりした部屋で宇宙を創造する。切実な翅をもたげ、たたずむ意識は、空疎な儚さを猥雑に設立させる。単調な悔悟と音が飾られ、建設的な妄想が痕跡をたどり、盲信し続けるほどに、思考停止しては、意思を昏睡させる。更迭される儀式的な意識がさすらい、犠牲的な季節を乗り越えて、はびこる悪意が健気に提示する闇をムシャムシャと貪る幼稚な餓鬼たちが、シュミレートする余韻がインタラクティブなものを求め、求められるものだけが、ここでは大切なのだよと、敵意むき出しでせまる互換性がある征服欲によって、私たちの愛は決められたものを、定めあるもののように感じながら、あたかも定めあるもののように演じながら、確かさをうたい、用いられるものを頼りに、理想などを軽やかにうたいあげ、奪い合うだけの世界で、身の丈にあったものなどを引き裂いて、透過していく思いを伝えながら、淡々と過ぎ去る日々のニキビを潰し、偶像と偶然のあいだで配役を決められ、似通い、決めつけられたものを愛するように強制する普遍性には、おかしいとは思わずに、その普遍的なもの不潔であり、悪であると定めるものは、容赦なく憎み、排除するという方針に包囲され、身動きもとられずに、途端に苦しみを受け入れ、計画的な退屈を自らに孕み、清貧に苦しみを経過しては、散々な意識を持つことが、普遍的なことごとくを淡々と受け入れ、経過すればするほどに、この苦しみは、わずらわしくも、一定のよろこびを効果的に波及し、枯渇せずに、センチメンタルになびく思いが、風景になびき、刹那的に愛するあいだに補完されるだけの思いが、継続的に意思に枷をはめられ、あたかも愛するべきだと、強制されるものだけを信じ込むような合間に、配される思いに磔にされ、最たるものをそこない、ぬかるみに足を取られては、形式化されたものこそを、愛し尽くすように強制される競争的な姑息さに締め上げられる。



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