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幻想

たばねた数多の事実の塊。理由が粒子状になり、いえ真理に入り込み、インタラクティブな破壊を続ける。君の切実な願いを強請るだけの妬ましい午後。排出される思いが、俗悪なものに変化して、偏執していくまでの間にくるまる行き先に戸惑いながら、長らくに発信されるコードに根絶やしにされて、些細な出来事が補完させる過去が、高尚な夢を見させる間から敷衍していく確かさが、足かせに変わり、世界を狭めながら、センチメンタルなものを運び出し、絶え間ない苦痛と、退廃的な談合を続けては、懈怠していくだけのドラマチックな観念から、軽快に抜け出すのが、我らの役目であり、果たすべきものなどはなく、ただ儚く交わる先に通過していくだけの日々に実体すらなく、最たる意味を再現するだけの惰性な吸血を続ける。元となるものもなく産まれた君は、ただ与えられた理由に指図され、再発していく痛みを絶えず蔓延らせ、バビロンが吐き出す瘴気に汚れては、軽薄なものを流動させ、ネガティブなものを描いては、怠惰な理由を操縦する君の傲慢な差異から、ニセモノであるために絶えず更新されるルールにより、線引きされた価値が、君を閉じ込める間に排斥される思いが、世界を破壊し尽くすころには、簡易な孤独を散漫に吐き出しながら、未熟な成因は、精神を膠着させ、すべてを見えにくくさせる。偶像に合わさる卑屈な君の理想。エモーションが反響し、巻き込まれていく思いが昇華させる瞬間が哀傷を促し、今を錆びつかせる。


優しいリズム

カエルもぺたんこなって干からびて、ミミズも、もう歩けんようなって、とか懐かしむ暇もあれへんような世界で、ままならんままに大きなって、なんか勘違いばっかりしながら、応用する日々に追われて、覚悟しても、なんか味気ないとか言うてる君の横顔が、刹那に瞬いて、艶やかなもんとか、ゆっくり動くもんとかに高揚せんと、たじろぐ一生は、一瞬やし、歪なビルが迫る憎しみばかりを補完する身体は悲観的なもんをこしらえて、あたかも生きてるような感覚を与え、麻痺した精神は、清貧であることをうたうばかりで、実際は欲に純粋であるべきであり、その求めるもんを履き違えへんかったら、なんか勝ち負けより大きなもんにたどり着くとかいう意識すら邪魔である。膨大な愛にもつれた君は、やがて歪んだ消費を終えて、用いられた愛を憎しみに変換するとか、資本主義的な結末に移行していく不自然で、窮屈な汚穢をたずさえて、延々と引きずる命は、健やかさなんかを宣伝しながら、シナプスを腐らせよるし、よってたかって、誰彼構わずにいじめ尽くして、貪るだけの正義こそが、いちばんの悪に成り代る様を忘我から眺め、酩酊する先にあるんは、どうしょうもない事実が、跛行しながらも、淡々と世界というものを利用して、ただ卑屈に笑うだけに至るような軽薄な終末論なんかに、汚されるわけにはいかんのだよ。


つむぐ

悩みも止み、もだえる隙間からは、みずみずしい答えが溢れ出て、敷衍する意識は、儀式的な終わりを告げ、つたない形式に擁護されずに、ただ現れるものを、そのままに愛するべきだと伝える。コントロールなんかされずに、ひたすらつむぐ先には、確かなものだけがあふれて、ふれあうほどに傷つけるだけのことばかりが、狩りを続けるような、短絡的な闘争を終えて、ひっくり返す先々でとらえるものだけが、静謐に結ばれる。無垢な君の神が飢渇するのと、能動的な交換により、未熟に寄りかかりものが専横することごとくに統合される物事が引き寄せるものが、まがい物を生み出し、寂寥たる予言を続け、倦怠感がかきむしる前頭葉をとりはずし、諦観にみちびかれるだけの惰性な身体から、リアリティーは消耗して、粛正をうたうだけの同化などや、明晰な刹那に離床する私の互換性や、成熟するほどにうとましく結ばれていく無数の心情や、情感を傷つけるだけの、デタラメな今に取り残され、理性を失い、競うことで、愚かな価値をつなぎとめるだけの幸せなどは、幸せと語られるほどに、幸せからはかけ離れてしまい、信用をうたうほどに、奪い合うだけの価値はカタストロフを引き起こし、応じるだけの答えに引き摺られ、つたない一生にもだえるのかと、加算される義務に苛むだけの、果てない苦しみに報いなどを求め、貪婪な一生に飼いならされるだけの堕落した日々に保たれる理由などに寄りかかる犠牲的な基礎から、期限を踏みにじる隙間に咎められるだけの堕落からフラクタルであるためにと、擦り寄る宇宙の衝動性の道化たちが騒ぎ立てる愚行から、すぐさま敗残するだけの人々の墓地や、輪唱される真理にもだえる君の理想が涅槃などを用いて、今の苦しみを抑止しようと迫るから、本質的なものは見えにくくなり、ありがたみなんかをうたうだけの惰性な世界に正解などを求めるから、私たちはいつまでも憎しみを増加させ、加増する苦しみの虜になり、不安から逃げるためだけに、忙しく動き回ることが定理に基づくなどとうそぶいて、自らをあざむくだけにいたるのであり、いたらないからこそ、この命は姑息に生き長らえたのであり、あらゆる未熟さの被害を受けたとか、被害者意識に苦しむべきではなく、とらえるべきは、無垢にやどるものの残酷さが、定義や差額を加える以前にそなわる、ありとあらゆるものの提示に反して、そこにそなわるもののほとんどは、自らの正しさを示すことに必死なだけで、なんら正しさを発明しない。


無地

短絡的な独裁者は、カタルシスに至るために、こう煽る。「承認欲求と消費的な大家族。ムーブメントが迫る屈辱的な反復。理想を売るマーケットから、毎日は操作的に作られる。あらゆる原因はゆりかごで揺られるままで、本質として認識しているものは、憎悪を売るツールである。ただあるのは、資本主義的な能天気な笑顔の裏で攪拌される空疎な問題や、もっと欲しいと報いを受ける快楽の傀儡。」この文字の裏には抑圧からの解放ではなく、徹底した支配を生み出すために、煽るように仕向けるだけのシステマチックな商法であり、あらがうほどに増していく怒りを燃料にして、すべてを純粋に破壊し尽くす。独裁的なものをこうして批判する裏にも、支配的で権力的な制限をそこかしこに生み出し、物事の本質を次々と見えにくくさせ、徹底した憎悪を世界に組み込んでいくようなものから離れて、世界を世界として認識する以前に尊ぶ私は、何事にも無関心的な唯一者的な還元にすら及ばずに、どこかで溺れては混在するような無意識的な集合意識を切り裂いて、機関的な意識に悲観させられ、同一化を謳うような輩からも逃げ出し、打算的な彼女たちが羨望するものの幻影が、現行でなびくから、世界などに嬲られるの、だ。


文学的なガイダンスが瀰漫させるエゴイズムと憤懣。微調整される死は、瞬間的に提言を求めるから、依然として乾いている。即席の理由などは、自由を奪うだけであるし、その自由と謳われ用いられるものも、今を苦しめるだけであるし、あらがう他、生きる理由がなくなった後に敷衍していく意識が、革命などに騙されずに、自らの意志だけで突き抜けた辺りには、何もなくても、何事もなく、過ぎ去り、永遠性に深まり、現実を昇華させることを知る。純粋な敗北者として歩く姿などは、美しくもなんともなく、何度も与えられる影響などに瀰漫していくものなどで潤っているだけでは、根は腐る。訪う面影にしがみつく欲は離れずにずっと君につきまとうし、付かず離れずの距離を保つことなく、君を追い越して、あっという間に君自体を飲み込んで、欲に磔にされ、意味のないものを追いかける先には、罪がつきまとい、つくづくに迫る思いに圧壊する。


その先

針と化した意識。突き刺す現実の奥底で狂乱している景色。世界は全容を攪拌し、自らを見えにくくすることによって欠如していくものを埋めるためだけに絶え間ない闘争にひたり、貧寒な自らが鬱積し続けるものにより、喪失感をたくわえ、猥雑な処置を加えられるだけの、打算的な思いが参画するものにより、自らに抑圧を与え続けることが、永遠というものなのかと、加算される異質な罪により、自らを裁かず、他者に罪をかぶせることにより、自らの罪を昇華させることが、創造的なものなどとうたわれるような結末に排除されるシーンに磔にされた君という神は、未だに真実がなにかを知らずに、誰かを恨むことが、自分を幸せにするなどと、ゆがんだ考えにより、思考停止しているだけに満たない思いに蔓延る罪の意識などは、数千年の義務的な儀式により生み出された夜の闇であり、悩むだけの結末に悶絶する意識が遡求させる苦しみに飲まれ、今に阻害され、世界を狭めるだけに至らせるようなセンチメンタリズムなんかを消費するだけの、堕落した利口さに寄りかかるだけの、惰性な逡巡により、自らを落伍者に変えるだけのせん妄により、被害者意識を加速させるだけの正義を突き抜けて、与えられた痛みに苦しむよりも、そこで選ばされたものに左右されずに、ひたすらに前へと向かう。ひとつを切り取り悪に変わることごとく。削ぎ取られた歴史に沈積する無意識下に置かれた罪の意識を超えて、自らの正しさをも乗り越えたその先には、本当のものが現れる。



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