詩集 陽光のかほり・・・ 第154篇「夢見の時 君は?」
一日 お疲れ様
歩いてくれた 足に
運んでくれた 手に
消化してくれた 内臓に
呼吸をやめなかった 肺や心臓に
ハートを込めて労いの声を掛け 眠りこける
何処からが 眠りで
何処からが 覚醒か?
夢見の中で 自己問答しつつ
観た事のない 場所
会った事のない 人たちと
体験した事のない モノガタリを 綴り 参加し 感情の波を感じている
そんな 夢見の中で
主人が 別の場所に居る時に 身
体は 誰の 命令を受けず
呼吸を続け
心臓は鼓動し
血流は 全身くまなく脈動している
夢見の中で 疑似体験する 奇跡など
この 身体が主人なしで行い続けている奇跡に比べれば
ただの 幻覚
目を覚まそう 夢見より 身体に
目を覚まそう 幻覚的 思い込みから
奇跡は
常に内に既にあり・・・
詩集 陽光のかほり・・・第162篇「神を何処で見る?」
貴方は 事ある度に
大抵は 不運 不幸に見舞われると
神仏に すがる
神を 欲望から 求めているから・・・
その欲望は 根が深く
不運 不幸など
実は 自分の想念が 現実を創造し
ただただ 自ら 受け取っているだけの事
そんな 真理と 対面する事を
恐れ 逃げ回り 神に 辿り着く
なんと 哀れで 惨めな 事だろう
神が 居るとするなら
それは 貴方の 心臓を 日々鼓動させてくれている 臨在
眠りこけている時にさえ 呼吸を紡いでくれている 臨在
至極簡単で
至極身近に 所謂 神と共に 生きて在らしてもらえている事を忘れ
神社仏閣にて 何を 願うのか??
神は 内にあり
古から 伝えられている この真理に 耳を澄ませば
神への冒涜は 消え去る
そして 不幸も 不運も
瞬時に 消え去る
さぁ 内へ
さぁ 心音の鼓動や 深い呼吸に 意識を合わせて・・