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冬の季節

布団からはみ出した足が

冷たくなり始めた朝は

冬の季節のはじまりを感じて

ちょっと嬉しいんだ

 

ハーゲンダッツのバニラ味と

専用の白いスプーンを用意して

封を切った雪原に思い切り突き刺す

 

これは墓標だ

甘い夢を舌でついばめば

楽しかった思い出が甦る

 

忘れたくないんだと思う

墓を暴き続けることは止められない

 

 

ウールのコートを着込んで

 イルミネーションの街並みの

幸せな背景になれた夜

 

手を繋ぐのも、まあ、悪くないかな

 

ふとした瞬間に上がる体温を

程よく冷やす冬の空気が好きだ

 

 

 

 

 

 

 

 


この本の内容は以上です。


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