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テープ起こしとは
テープ起こしとは、音声データを聞きながら文字化する作業のことを指します。一般的には、テープ起こしというほかに、文字起こし・テキスト化・リライトなど様々な言い方がありますが、テープ起こしというのが一般的です。
音声の内容は多岐に渡り、インタビュー・座談会・講演・会議・動画(映像)などの音声があります。難易度としては、1対1のインタビュー<複数名のインタビュー<座談会<講演<会議<動画(映像)の順番で難しくなります。インタビューは基本的に話し手が順番に話すことが多いので、初心者でも比較的聞き取りやすく作業しやすいと思います。座談会や講演などでは、話の途中で会話を遮られたり、内容とは関係ない雑談が入ったりと、クライアントが起こしてほしい内容を理解する必要があります。動画や映像では、多くの演者が入り乱れるように喋ることがありますので、声の聞き分けと状況把握がとても重要になってきます。
また、必要な能力としては、当然タイピングのスピードも必要になりますが、語彙力や時事問題に関する知識など一般常識も問われます。タイピングスピードがいくら早くても、語彙力の向上をサボってしまっては、毎回検索して時間ばかりが過ぎてしまいます。また、語彙力や一般常識などがあったとしても、タイピングスピードがあまりにも遅いとそれはそれで時間がかかりすぎてしまいます。
どちらも一定水準になるように日々ニュースに気を遣ったりタイピング練習をしたりするなど、技術の向上に努めてください。