目次
はじめに
目次
第1章 自分に自信がなくても、大丈夫。
1.安定・生きがい・豊かさ・・・将来に何を求めるか
2‐1.「どうせ何の才能もないし」それ本当?
2‐2.「どうせ何の才能もないし」それ本当?(続き)
3.人と比べても何も解決しない
第2章 どっちの道へ進めば、幸せになれるんだろう?
4.“やりたいこと”と“やれること(やるべきこと)”、どっちを選ぼう?
5‐1.周囲の賛成・反対は何の基準にもならない
5‐2.周囲の賛成・反対は何の基準にもならない(続き)
6.『何を得られるか』ではなく『何を与えるか』に視点を切り替えると、変化が起こる
第3章 意欲を持ち続ける人には、何度でもあらゆる扉が開く
7.一度チャンスを逃しても気にしない、引きずらない、1つのルートに固執しない!
8‐1.熟れた美味しい果実を手に入れるのは、どちらの青年?
8‐2.熟れた美味しい果実を手に入れるのは、どちらの青年?(続き)
9.責任と覚悟を持つのならば、どの道を行ってもいい
10.“何を”するかに縛られ過ぎると、何もできなくなる!
11.まずはミニリストをつくってみよう
12‐1.起こってもいない結果をあれこれ心配しない
12‐2.起こってもいない結果をあれこれ心配しない(続き)
おわりに
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6.『何を得られるか』ではなく『何を与えるか』に視点を切り替えると、変化が起こる

 実は私たちは何かをしてもらうよりも、何かを与えて相手の喜ぶ顔を見るほうが断然幸せだったりします。

 

 友だちや親や恋人が、自分のあげたプレゼントをすごく喜んでくれたら、心が満たされてホクホクした気持ちになりますよね?「あげて良かった!また何か、もっといいものをあげたいな」と思いますよね。

 

 将来を考える上でも、その考え方をするとワクワクした気持ちで進路を選ぶことができると思います。

 

「何を得られるか」と受け身で考えると、積極的・自主的になれないし、何でも人任せになってしまいます。実際に得たものが少しでも期待外れだと「けっ、こんなものか」とふてくされてしまったり、もっといいものが自分の元に来るのをただ待つことになったり…。自分にとって損です。

 

「さあ、あんたは何をくれるんだ?」では、上から目線で感じも悪いし、印象も良くありません。

 

 そうではなく、『何を与えられるか』に視点を切り替えると、世界が一変します。

 プレゼントを配る立場になってみると、姿勢が自然と前向きになりますよ。

 

「この知識を身につけたら、どれだけ多くの人の役に立てるだろう」

「自分がこんなことをしたら、きっとたくさんの人の力になれるはずだ」

「ここで身につけたことを活用して、世の中に貢献しよう」

 

 どれだけの人を喜ばせることができるか、どれだけ役に立てるか。こんな小さな自分でも何か素晴らしいことができるかもしれない…。そう考えただけでウキウキ・ワクワクしてきます。

 

 誰かを幸せにできると思えば、フットワークも軽くなるし、周囲からは感謝されて良いことだらけです。


7.一度チャンスを逃しても気にしない、引きずらない、1つのルートに固執しない!

 一度失敗してしまっただけで、『ずーん…』と落ち込んでやる気をなくしてしまう人がいます。まるでこの世の終わりのような顔をして沈んでしまうのです。

 

 以前の私もそうでした。

 私たちには、【結論を早く出したがる癖】があります。

 

 目標に向かうとき、自分が思い描いている1つのルートに固執すると、他のチャンスを見逃しやすくなります。

 

 もし、思っていたのと違うドアが目の前に現れたとしても、拒絶や無視をしないで、思いきって開けてみると、理想に到達する新しい方法を見つけられるかもしれません。予想外の形で、別のルートがひらけるかもしれません。

 

 理想と違うからといって他のドアに目もくれないでいると、そのぶんチャンスや選択肢が激減してしまいます。とりあえずで良いので開けてみると、意外にもそちらのルートのほうが気に入るかもしれません。

 

 一度チャンスを失っても、いつまでも引きずらないこと。

 どんな人にも、チャンスは平等に何度でも訪れます。あなたが諦めない限り。

 

 そして新しい出会いから、新しい考え方・生き方が見つかることもあるでしょう。決して希望を失わないことが肝心です。


8‐1.熟れた美味しい果実を手に入れるのは、どちらの青年?

 あるたとえ話です。

 

「美味しい果物が食べたいなぁ~」と思っている2人の青年がいます。

 どちらの青年も、自分の家に庭がありました。

 

 1人の青年は「そうだ、自分で育てよう」と考え、庭の手入れから始めました。雑草を抜き、土を耕し、肥料をまき、種を植えて、水やりも欠かさず行いました。いつかたくさんの美味しい果実を収穫する日を夢見て、太陽の恵みや雨、土にも感謝をしながら、毎日ウキウキと庭で作業をしていました。

 

 もう1人の青年は「自分の庭に大きな木があるじゃないか。そこから果実が落ちてくるのを待てばいい」と木の下に向かいました。

 

 彼は根元に座り込んで毎日ボーっと過ごしました。「いつか落ちてくるだろう」と本を読んだり昼寝をしたり考え事をしたりして、時間を潰していました。自分がいま寄りかかって座っている木が何の木なのか、そして木の状態を確かめたりもせず、ひたすら待ち続けました。

 

 はい、もう結果はお分かりですね。

 美味しい果実を食べることができたのはどちらの青年でしょう。もちろん庭の手入れからきちんと行った彼のほうです。

 

 もう1人の青年はどうして木の下で待とうなどと思ったのでしょう。気が遠くなるほど時間がかかるかもしれないし、せめて木のことをもっと調べておくべきですよね。木が腐っていたり、そもそも実のなる木ではない可能性だって大いにあります。

 

 この話が何を表しているかというと、欲しいものがあるなら、手に入れるのに適した努力(準備)が必要なときもあるということです。

 

 たとえば歌手になりたい場合、ただ憧れるだけではいつまで経っても叶うわけありません。まずはボイストレーニングの教室に通ったり、他の歌手はどんな経緯でデビューすることができたのか調べてみるのも良いでしょう。歌手の養成スクールがあるなら申し込んでみたり、自信があるなら歌っている姿の動画をアップするのもいいかもしれません。


8‐2.熟れた美味しい果実を手に入れるのは、どちらの青年?(続き)

 下地づくりや準備はとても大切なプロセスです。今の段階で自分ができる全てのことをやっておくと、必ずそのあとがスムーズに展開します。

 

 太陽や土への感謝を忘れなかった青年のように、今こうして自分が未来のために奮闘できる環境にいること・応援してくれる家族や友人に「ありがとう」の気持ちを持ったほうが自分も気持ちいいです。

 

 不思議なことに、いつもそうやって感謝の心を持って過ごしていると、全てがとんとん拍子にうまくいくものです。謙虚な姿勢は周りからも好感を持たれます。

 

 先に果実を手に入れた人にアドバイスを求めたり、助けてもらったりすることも有効です。

 

 強がっていても何も始まりませんから、「何が悪かったんだろう」「自分は具体的に何をすべきかな」と、自分だけでは答えが見いだせないようならば、先に成功をつかんだ人に話をきいてみるのはとても良い手段です。

 

 自分よりすごい人を素直に認め、果実を手に入れる方法を伝授してもらいましょう。

 そうやって自分ができることを精一杯やったら、あとは信じて、感謝して、待つだけです。


9.責任と覚悟を持つのならば、どの道を行ってもいい

 先進国である日本は比較的、夢を追いやすい国なんだろうなぁと思います。貧困や飢えで餓死する人もほとんどいません。

 

 ただ、夢を追う人は世間一般からはあまり応援してもらえません。

 未熟な人間が「ああなりたい」「こうなりたい」と夢を語ったところで、呆れられるのがほとんどです。

 親の反対、友人の冷めた目、理想と現実のギャップなど、道のりが険しいこともあります。

 

 しかしそもそもの話、夢を追うときに周囲から白い目で見られることがあるのは、最初から分かりきった話です。人生をどう生きるかは個人の自由でも、他人は余計な詮索をしたり、心ない言葉を投げてきたりするものです。残念ながら、世の中の全員が全員、あなたを肯定してくれるわけではありません。

 

 逆に言えば、「そのくらいの覚悟もないんだったら、最初から夢なんて追うな」と言われても仕方ありません。周りの目が気になって、どう思われるかビクビクしていては、せっかく夢のために頑張っていても楽しくないでしょう。

 

 諦めるのが嫌なら、もっと胸を張って、自分が今していることに自信を持ちましょう。「今に見てろ!私の道はこれでいいんだ。近いうちに分からせてやるさ」と、もっと強気にいきましょう!

 

 誰が賛成するからやるとか、誰が反対するからやめておくとか、そんなものに振り回されないで。どの道を行ってもいい。ただ、失敗しても、全て自分の責任だと言い切る覚悟は必要です。

 努力や熱意ももちろん大事ですが、それ以上に覚悟と責任が伴うことを忘れてはいけません。



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