目次
はじめに
目次
第1章 自分に自信がなくても、大丈夫。
1.安定・生きがい・豊かさ・・・将来に何を求めるか
2‐1.「どうせ何の才能もないし」それ本当?
2‐2.「どうせ何の才能もないし」それ本当?(続き)
3.人と比べても何も解決しない
第2章 どっちの道へ進めば、幸せになれるんだろう?
4.“やりたいこと”と“やれること(やるべきこと)”、どっちを選ぼう?
5‐1.周囲の賛成・反対は何の基準にもならない
5‐2.周囲の賛成・反対は何の基準にもならない(続き)
6.『何を得られるか』ではなく『何を与えるか』に視点を切り替えると、変化が起こる
第3章 意欲を持ち続ける人には、何度でもあらゆる扉が開く
7.一度チャンスを逃しても気にしない、引きずらない、1つのルートに固執しない!
8‐1.熟れた美味しい果実を手に入れるのは、どちらの青年?
8‐2.熟れた美味しい果実を手に入れるのは、どちらの青年?(続き)
9.責任と覚悟を持つのならば、どの道を行ってもいい
10.“何を”するかに縛られ過ぎると、何もできなくなる!
11.まずはミニリストをつくってみよう
12‐1.起こってもいない結果をあれこれ心配しない
12‐2.起こってもいない結果をあれこれ心配しない(続き)
おわりに
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はじめに

 自分の将来について悩んだことがない人は、おそらくほとんどいないでしょう。

 大なり小なり、一度は誰でも自分の進む道について、悩み、考えたことがあるはずです。

 

 将来何をやるのか。どんな生き方をするのか。

 選択を迫られる瞬間は誰にでも訪れます。

 

 親・学校・受験・就活・夢・理想と現実のギャップ…この本は、自分の進む道について悩み、心が揺れているあなたのために書きました。

 

・夢はあるけれど、本当に自分にできるかどうか不安…。

・親や友人など、周囲から反対されている。言うことをきくべきだろうか。

・2つの道で迷っている。どちらかに早く決めたいけれど…。

・今の自分に自信がない。

 

など、もし1つでも当てはまるものがあったら、ぜひこの本を読んでみてください。

 

 過去の成績や、誰かに言われた言葉は一切関係ありません。本当に大事なのはあなた自身の気持ちです。

 

 もうひとつの言えることは、こうして自分の進路について悩むことができるだけ、実は私たちは幸せ者だということです。

 

 将来の選択肢すらない環境にいる人々や、明日の食べ物にも困るような生活を強いられている人々、国の情勢が悪く、自分の命や母国の行く末を心配しなければならない人々、重病に苦しむ人々など、進路を自由に選びたくてもできない人々が、世界中に大勢います。

 

 そんな人たちの存在を、決して忘れてはならない、と私は思うのです。

 

 「自分はなんて不幸なんだ」と暗くなるよりも、進路について悩めるなんて自分は幸せだな、感謝しなきゃいけないな、と思ったほうがいい。それだけ恵まれた環境で生きているということですから。とても有り難いことです。

 

 そうやって感謝の気持ちを持つだけでも、自分の中で何かが少し変わるはずです。

 

 フリーライター・作家 大橋りょうこ


目次

 

はじめに

 

1.安定・生きがい・豊かさ・・・将来に何を求めるか

 

2「どうせ何の才能もないし」それ本当?

 

3.人と比べても何も解決しない

 

4.“やりたいこと”と“やれること(やるべきこと)”、どっちを選ぼう?

 

5.周囲の賛成・反対は何の基準にもならない

 

6.『何を得られるか』ではなく『何を与えるか』に視点を切り替えると、変化が起こる

 

7.一度チャンスを逃しても気にしない、引きずらない、1つのルートに固執しない!

 

8.熟れた美味しい果実を手に入れるのは、どちらの青年?

 

9.責任と覚悟を持つのならば、どの道を行ってもいい

 

10.“何を”するかに縛られ過ぎると、何もできなくなる!

 

11.まずはミニリストをつくってみよう

 

12.起こってもいない結果をあれこれ心配しない

 

おわりに


1.安定・生きがい・豊かさ・・・将来に何を求めるか

 

 あなたは自分の人生に何を求めているでしょうか。

 お金?安定?生きがい?それとも他のもの?あるいは全部かもしれませんね。

 

 求めるものは何だってOKです。何が良くて何が悪いという区別はありません。

 目的がお金でも全く問題ありません。お金そのものは本来悪いものではありませんから。生活を豊かにしてくれる大事なツールのひとつです^^

 

 ただ、やはり何が欲しいのかによって、生き方はだいぶ変わってくるでしょう。

 

「とにかく生活のためにお金を稼げればそれでいい」という人であれば、たとえいま無職であっても、何かしらアルバイトを見つけたり、どんな会社でも偏見なく選ぶことができたりと、選択肢はかなり増えます。

 

 逆に「自分はお金が1番ではない。生きがいを求めたいし、何か意味のある特別なことをしたい」と考える人ならば、まず自己分析をしっかりやって、職種・会社選びも慎重に行う必要があります。前者と比べれば、自分の道を見つけるまで多少時間がかかるかもしれません。「好きなことを仕事にしたい」という人にも同じことが言えます。

 

 お金が目的とひとくちに言っても、「とにかく最低限の生活ができればそれで十分」なのか「家族で贅沢できるくらいにたくさん欲しい」のか等によって、意味が大きく変わってきます。

 

 将来に何を求めるのか。これをはっきりさせるだけでも、あなたがすべきことはガラリと変わります。遠回りしないためにも、自分にとって何が大切なのか、優先順位を紙に書きだして、今から考えておくと良いでしょう。


2‐1.「どうせ何の才能もないし」それ本当?

「私には何の取り柄もないし、長所が思いつかない」

「自分のアピールポイントなんて、思いつかないよ!」

 

 学校に通っていたころ、よく耳にした言葉です。

 友人もクラスメイトたちも、自分の長所を見つけるのに苦労していたようです。

 

 志望校の願書や就活の際の履歴書や面接など、あらゆる場面で自分の長所・短所やアピールポイントを問われる場面があります。訊かれたとき言葉に詰まらないように、学校や家で練習をしてみるものの、どうしても短所しか思いつかないよ…という人も多いと思います。

 

 自分の悪いところは、なぜか何個でも思い浮かぶものです。

 

 これは日本独特のへりくだる(相手より自分を下げて言う)習慣や、謙虚が美徳とされる文化に関係があるのかもしれません。

 

「なんでアピールポイントなんか訊いてくるんだろう。すぐにポンと答えられる人はいいよ。留学したとか、部活の主将やったとか、人とは違う経験をネタに話を広げられるし、いくらでも答えが思いつくだろうけどさ。私みたいにごく普通に毎日を生きてた学生は、何かアピールしろって言われても正直キツイよ。サークルにも入ってないしバイトの経験もないし、普通に毎日大学と家の往復だけだもん…」

 

 これは同じ大学に通っていた友人の言葉ですが、気持ちはとてもよく理解できます。自分の長所やアピールポイントを考えるのは、人によっては辛い作業だと思います。

 

 しかしそのような長所や才能というものは、なにも特別なことだけを指すわけではありません。

 

 この言葉をつぶやいていた友人は、かなり自分を過小評価していましたが、私から見れば、彼女にはいいところがたくさんあります。

 

 大学の講義には毎日きちんと出席し、遅刻したり休むことはまずありませんでした。彼女の家は大学からけっこう遠いところにあるのですが、いつも時間に余裕をもって通っていました。レポート課題は絶対に期限前に完成させていましたし、とても真面目で模範的な学生でした。

 

 悲しいことですが、今どきの大学生は不真面目な人が多いのです。講義の途中で、平気な顔で教室に入ってくるのは当たり前。居眠りもサボりも多いし、レポートは友だちのものやネットの情報を丸写し。講義よりもバイトやサークル活動優先。いったい君たちは何のために大学に入ったんだと言いたくなるくらい、だらしのない学生は非常にたくさんいるのです。


2‐2.「どうせ何の才能もないし」それ本当?(続き)

 当たり前のことをしっかりできない学生が多いなか、友人は周りに流されず、4年間お手本のような学生生活を送っていました。性格も控えめで優しく、人の悪口は滅多に言いません。自分の意見を強く主張するようなことはせず、相手の話に耳を傾けて見守ってくれるような子でした。

 

 長所が全くない人間なんていません。自分では気づきにくいだけです。

 

挨拶を明るくしっかりできる・細かいところによく気がつく・努力家・人に教えるのが上手い・力持ち・集中力がある・時間に正確で期限をちゃんと守る・相手の目を見て話すことができる・字がきれい・絵を描くのが得意・計算が得意・パソコン作業が得意・いつもニコニコ笑顔・車の運転が得意、など…

 

 ぜーんぶ、立派な才能です!

 私の友人のように、人より真面目でしっかりしているのだって才能なのです。そうじゃない人だってたくさんいるのですから。

 

「自分にはアピールポイントなんてない」と愚痴っていたその彼女も、卒業前にちゃんと内定をゲットしました。自分の良さは、自分には分からなくても、気づいてくれる人が必ず現れます。

 

 それでも、どうしても確信が持てず長所を見つけられなかったら、周囲の友人や家族に訊いてみるのが一番良いと思います。

 

 自分でも気づかなかった意外な一面が発覚するかもしれません。どんな些細なことでも構わないので、周りの人に、自分がどんな人間か・どんな印象か訊いてみましょう。

  才能のない人なんて、いないのです。



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