目次
はじめに
目次
第1章 自分に自信がなくても、大丈夫。
1.安定・生きがい・豊かさ・・・将来に何を求めるか
2‐1.「どうせ何の才能もないし」それ本当?
2‐2.「どうせ何の才能もないし」それ本当?(続き)
3.人と比べても何も解決しない
第2章 どっちの道へ進めば、幸せになれるんだろう?
4.“やりたいこと”と“やれること(やるべきこと)”、どっちを選ぼう?
5‐1.周囲の賛成・反対は何の基準にもならない
5‐2.周囲の賛成・反対は何の基準にもならない(続き)
6.『何を得られるか』ではなく『何を与えるか』に視点を切り替えると、変化が起こる
第3章 意欲を持ち続ける人には、何度でもあらゆる扉が開く
7.一度チャンスを逃しても気にしない、引きずらない、1つのルートに固執しない!
8‐1.熟れた美味しい果実を手に入れるのは、どちらの青年?
8‐2.熟れた美味しい果実を手に入れるのは、どちらの青年?(続き)
9.責任と覚悟を持つのならば、どの道を行ってもいい
10.“何を”するかに縛られ過ぎると、何もできなくなる!
11.まずはミニリストをつくってみよう
12‐1.起こってもいない結果をあれこれ心配しない
12‐2.起こってもいない結果をあれこれ心配しない(続き)
おわりに
おわりに

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第1章 自分に自信がなくても、大丈夫。

1.安定・生きがい・豊かさ・・・将来に何を求めるか

 

 あなたは自分の人生に何を求めているでしょうか。

 お金?安定?生きがい?それとも他のもの?あるいは全部かもしれませんね。

 

 求めるものは何だってOKです。何が良くて何が悪いという区別はありません。

 目的がお金でも全く問題ありません。お金そのものは本来悪いものではありませんから。生活を豊かにしてくれる大事なツールのひとつです^^

 

 ただ、やはり何が欲しいのかによって、生き方はだいぶ変わってくるでしょう。

 

「とにかく生活のためにお金を稼げればそれでいい」という人であれば、たとえいま無職であっても、何かしらアルバイトを見つけたり、どんな会社でも偏見なく選ぶことができたりと、選択肢はかなり増えます。

 

 逆に「自分はお金が1番ではない。生きがいを求めたいし、何か意味のある特別なことをしたい」と考える人ならば、まず自己分析をしっかりやって、職種・会社選びも慎重に行う必要があります。前者と比べれば、自分の道を見つけるまで多少時間がかかるかもしれません。「好きなことを仕事にしたい」という人にも同じことが言えます。

 

 お金が目的とひとくちに言っても、「とにかく最低限の生活ができればそれで十分」なのか「家族で贅沢できるくらいにたくさん欲しい」のか等によって、意味が大きく変わってきます。

 

 将来に何を求めるのか。これをはっきりさせるだけでも、あなたがすべきことはガラリと変わります。遠回りしないためにも、自分にとって何が大切なのか、優先順位を紙に書きだして、今から考えておくと良いでしょう。


2‐1.「どうせ何の才能もないし」それ本当?

「私には何の取り柄もないし、長所が思いつかない」

「自分のアピールポイントなんて、思いつかないよ!」

 

 学校に通っていたころ、よく耳にした言葉です。

 友人もクラスメイトたちも、自分の長所を見つけるのに苦労していたようです。

 

 志望校の願書や就活の際の履歴書や面接など、あらゆる場面で自分の長所・短所やアピールポイントを問われる場面があります。訊かれたとき言葉に詰まらないように、学校や家で練習をしてみるものの、どうしても短所しか思いつかないよ…という人も多いと思います。

 

 自分の悪いところは、なぜか何個でも思い浮かぶものです。

 

 これは日本独特のへりくだる(相手より自分を下げて言う)習慣や、謙虚が美徳とされる文化に関係があるのかもしれません。

 

「なんでアピールポイントなんか訊いてくるんだろう。すぐにポンと答えられる人はいいよ。留学したとか、部活の主将やったとか、人とは違う経験をネタに話を広げられるし、いくらでも答えが思いつくだろうけどさ。私みたいにごく普通に毎日を生きてた学生は、何かアピールしろって言われても正直キツイよ。サークルにも入ってないしバイトの経験もないし、普通に毎日大学と家の往復だけだもん…」

 

 これは同じ大学に通っていた友人の言葉ですが、気持ちはとてもよく理解できます。自分の長所やアピールポイントを考えるのは、人によっては辛い作業だと思います。

 

 しかしそのような長所や才能というものは、なにも特別なことだけを指すわけではありません。

 

 この言葉をつぶやいていた友人は、かなり自分を過小評価していましたが、私から見れば、彼女にはいいところがたくさんあります。

 

 大学の講義には毎日きちんと出席し、遅刻したり休むことはまずありませんでした。彼女の家は大学からけっこう遠いところにあるのですが、いつも時間に余裕をもって通っていました。レポート課題は絶対に期限前に完成させていましたし、とても真面目で模範的な学生でした。

 

 悲しいことですが、今どきの大学生は不真面目な人が多いのです。講義の途中で、平気な顔で教室に入ってくるのは当たり前。居眠りもサボりも多いし、レポートは友だちのものやネットの情報を丸写し。講義よりもバイトやサークル活動優先。いったい君たちは何のために大学に入ったんだと言いたくなるくらい、だらしのない学生は非常にたくさんいるのです。


2‐2.「どうせ何の才能もないし」それ本当?(続き)

 当たり前のことをしっかりできない学生が多いなか、友人は周りに流されず、4年間お手本のような学生生活を送っていました。性格も控えめで優しく、人の悪口は滅多に言いません。自分の意見を強く主張するようなことはせず、相手の話に耳を傾けて見守ってくれるような子でした。

 

 長所が全くない人間なんていません。自分では気づきにくいだけです。

 

挨拶を明るくしっかりできる・細かいところによく気がつく・努力家・人に教えるのが上手い・力持ち・集中力がある・時間に正確で期限をちゃんと守る・相手の目を見て話すことができる・字がきれい・絵を描くのが得意・計算が得意・パソコン作業が得意・いつもニコニコ笑顔・車の運転が得意、など…

 

 ぜーんぶ、立派な才能です!

 私の友人のように、人より真面目でしっかりしているのだって才能なのです。そうじゃない人だってたくさんいるのですから。

 

「自分にはアピールポイントなんてない」と愚痴っていたその彼女も、卒業前にちゃんと内定をゲットしました。自分の良さは、自分には分からなくても、気づいてくれる人が必ず現れます。

 

 それでも、どうしても確信が持てず長所を見つけられなかったら、周囲の友人や家族に訊いてみるのが一番良いと思います。

 

 自分でも気づかなかった意外な一面が発覚するかもしれません。どんな些細なことでも構わないので、周りの人に、自分がどんな人間か・どんな印象か訊いてみましょう。

  才能のない人なんて、いないのです。


3.人と比べても何も解決しない

 私たちはどうしても、人と自分を比べて落ち込んだり、妬んだりしてしまうときがあります。

 そこから生まれるのは、ドロドロとした暗い感情だったり、醜い嫉妬だったりと、自分にとってデメリットになるものが多いです。

 

 私もたまに他人の成功をうらやんでしまうときがありますが、今ではすぐに気持ちを切り替えられるようになりました。

 

 突然ですがここで、私が大学3年のときに書いた日記の一部をご紹介したいと思います。少し恥ずかしいですが、久々に読み返したら、この項目で私の言いたいことが全て書かれているページがあったので、あえてそのまま掲載します。 

 

  ↓      ↓      ↓ 

 

 以前までは、周りで「海外留学した」とか「部活の大会で賞をとった」とか「世界一周した」とか、雑誌に載っている同年代の人たちが特別なことをして活躍していると、かなり焦った。

 

 私も何かやらなきゃと思って、「ボランティアをやりたい」「国内を旅行してまわってみたい」と親や友だちに話したりして、“私だって何かを成し遂げようとしてるんだぞアピール”をしてた。

 

 何も大きなことをせずに卒業するのはかっこ悪いことだと思った。恥ずかしいことだと思った。でも、今になってそれは違うと分かった。

 

 インタビューを受けて雑誌に写真が載ったり、テレビに出ている若い人は確かにすごい。

 でも私が本当にやりたいことは彼らと一緒じゃない。無理に同じことをやろうとする必要はないんと気づいた。せっかくの時間を、やりたくもないことに使うなんてもったいない。

 

 どんな小さいことでもいい。目立たなくてもいい。(道を外さない程度であれば)好きなことをやっていいんだと思う。

 

 キラキラ活躍して目立っている人たちをうらやましく思うのはもうやめよう。みんな、自分の好きなことをやっているだけだ。振り回されるのは、もういやだ。

 

 自分にとって価値のあることを、精一杯やればいいじゃないか。

 私は私だし、自分にしかできないこともいつかきっと見つかる。

 

 本当に自分の心が望むことで、楽しくなきゃ意味がない。

 自分がやりたいことは何なのか…。

 かっこいい人生を送ろうとして、やりたくもないことを無理にやっている人が一番かっこ悪い!