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新将命(著)「一流の指導者」から学ぶ原理原則

仕事をおこなっていくうえで読んでおいたほうがよいと思う書籍を尋ねられたら、迷わず

新将命(著)「一流の指導者」を推薦します。

理由は、人がビジネスをおこなううえでの前提条件についてわかりやすく簡潔にまとめ

られているからです。

かなり古い書籍ですが、私には今だこれ以上にわかりやすく実践的に書かれているもの

はないと思っています。

 

何度も読み返していましたが、今また読み直していますが、仕事(人)の原理原則がコン

パクトに詰まっています。

タイトルは、「一流の指導者」となっていますが、むしろプロローグのタイトルである「才と

徳のリーダー学」のほうがわかりやすいのかもわかりません。

 

時代時代で常にリーダーの必要性が叫ばれますが、リーダーは育成できるのでしょうか。

答えは、著者である新将命氏が言うように育成はできないでしょう。

それでもリーダーが必要であり、リーダーとはどのような人物なのかをビジネスの視点を

通して語っています。

 

この本は読めば読むほど現実のむなしさを感じることになりますが、それでもあきらめず

「リーダー」を目指す人には参考になると考えています。

しかも、スキルではありませんから生涯をかけて挑戦することになるでしょう。

その点では、若いうちに読んでおいたほうがよいでしょう。

さらに仕事の実践を通じて何度も読み返してみることをお勧めします。

 

新将命氏は、シェル石油株式会社、日本コカ・コーラ株式会社、ジョンソン・エンドジョンソ

ン株式会社等で仕事をされています。

近年も多くのビジネス書を出されていますが、「一流の指導者」は、仕事(人)の原理原則

を学ぶには最高の書物だと思います。

この書籍は1992年に出版されていますが、原理原則だけが述べられていますので古さ

はまったく感じないでしょうし、むしろ現在は、私がこの本を読んだ1994年ごろよりも、さ

らにこの本の内容を学ばなければならい時代になっている、と考えています。

一時書籍をみつけるのが大変だったようですが、現在は電子書籍化されていますので簡

単に入手できます。

 

 

 

 

 

 

新将命(著) 「一流の指導者

 

 

 

本を読めば職場のギャップを直截的に感じるでしょうが、それでも私も挑戦の連続でし

たし、今だむずかしい状況ではありますが、誰かが変えるのではなく、自らが変えると

いう覚悟をもたせてもらった本でしょうか。

 

人生とは、ビジネスに限らず多くの学びの連続作業になるのかもわかりません。

 

 

【参考資料】

PRESIDENT Online 

2016年5月26日(木)

数字センスを磨く“5つの鍵”の抜粋

 

上に立つ人材は数字だけで読めない

 

人の能力はある程度のポジションまでは数字で読めるが、それ以上はわからないと古森

会長はいう。

それは求められるものが違ってくるからだろう。

 

若手部長までは、見た目の印象や、発言の内容、考え方など顕在情報あるいは断片情

報でその人の優秀さがわかる。営業の成績や仕事の出来具合といったものも顕在情報

の一つだ。けれども、部長

以上で成長する人材はそれだけではわからない。部長から先は、歴史とか文学などの教

養、要するにリベラルアーツを身につけ、大局観を持っていないと伸びない。

 

 

 

歴史観や大局観、それに加えて志と体力がないと、部長になった途端、「この役職で十分」

とそのポジションに安住してしまう。本来なら、そこから大きく伸びなければいけないのだろ

うが、人間としてのスケールが小さいため、それ以上成長できないのだ。

 

人間を業績などの数字で測れるのは初任部長まで。それ以上は数字では見えない世界と

いうことだろう。

 

富士フイルムホールディングス代表 取締役会長兼CEO 古森重隆

 

 

 


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最終更新日 : 2016-07-28 11:26:01

この本の内容は以上です。


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